高校野球とは、主に高校生が甲子園球場大会への試合出場をかけて夏季県大会、秋季地方大会を勝ち抜く熱き闘いである。
概要
高校の球児が、それぞれの野球大会で熱き闘いを繰り広げるのが『高校野球』である。
男子の高校野球は公式・軟式ともに財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)が統轄しており、これに加盟する高校で争われる。
基本的には硬式野球の全国大会として『選抜高等学校野球大会(春の甲子園、センバツ)』、『全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)』の2つが阪神甲子園球場で行われ、NHKなどが全国中継するほど注目される試合となっている。
この他にもNHK杯や春の地方大会、秋の地方大会、神宮大会、国体での高校野球など、地方や全国でも色々な大会が開催されている。また、硬式野球だけでなく軟式野球の全国大会や地方大会も開催されている。
もちろん、高校は練習試合を組むことができ、大会に向け実戦を積み重ねることが出来る。ただし、練習試合の対戦相手にはかなりの格差があることが現状である。
部員数が8人以下で単独で出場できない高校には連合チームと単独廃校ルールという2つの救済措置がある。
連合チームは総数20人を上限に複数の高校で連合チームを結成できるというルール。以前は8人以下の高校しか連合チームを組めなかったが、2024年から9人以上のチームも他校と連合を組めるようになった。
単独廃校ルールは部員数が5人~8人の高校が自校の部員と合わせて合計10人まで近隣校から選手を借りられるというルール。複数校から部員を借りることはできない。名前がややこしいが、廃校予定の高校しかこのルールが適用されないというわけではない。
2022年夏に仙台育英が初優勝するまで、一地方で東北地方だけ『センバツ』と『夏の甲子園』を優勝した高校がいなかった。仙台育英の優勝の直前までで準優勝は12回、そのうち1点差で敗戦したのが4回、引き分け再試合で敗戦したのが1回(2点差で敗戦)となっている。現在の福島県白河市にあった白河の関を越えるということで、東北の高校の優勝のことは白河越えと呼ばれ期待されていた。秋田県勢は1997年から『夏の甲子園』で14連敗するほど、東北の高校野球には格差がある。もちろん、他の地方に対しても例外はない。ただし、近年は地方の格差もなくなりつつあるようだ。
なお、優勝を経験したことがなかったのは甲子園のみで、国体や神宮大会では優勝したことがある。
一方で女子は硬式野球に関しては全国高等学校女子硬式野球連盟という統轄組織がある一方で、軟式野球は高校野球の統轄組織は存在せず、全日本女子軟式野球連盟が中学や社会人野球などとまとめて統轄している。
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