エアレースとは、飛行機を用い、機体性能や操縦技術を競うモータースポーツの一種。
概要
飛行機はこの世に登場して以来、兵器あるいは輸送手段として目覚ましい発展を遂げるとともに、その黎明期から、挑戦の歴史でもあった。個人、企業、そして国家に至るまでが、速度や航続距離といった性能、あるいはパイロットの資質を示すため、しのぎを削った。
世界初のエアレースであるゴードン・ベネット・トロフィーがフランスで開催されたのは、ライト兄弟の初飛行からわずか6年後の1909年である。
その後、各地でレースが開催されるようになると、専用の飛行機が製作され、多くの世界記録を樹立・更新し、飛行機の技術牽引における一翼を担った。
現在は、世界で唯一リノ・エアレースのみが行われている。
近年の主なエアレース
- リノ・エアレース
米国ネバダ州リノにて開催される。楕円のコースを規定数周回し、レース中の平均速度で勝敗を決定する。最高速度はプロペラ機の限界である800km/h - レッドブル・エアレース
巨大なパイロン型風船障害物(エアゲートと呼ばれる)が設置された約5kmのコースを規定の順序と方法で通過、ゴールまでのタイムを競う。最高速度370km/h、最大負荷10G。2019年に終了した。
双方がエアレースという呼称を用いるが、競技内容は大きく異なっている。リノ・エアレースは速さのみを競う伝統的なレース形式であるが、レッドブル・エアレースは曲技飛行の側面が強い。これらは競馬と障害馬術に例えると分かりやすい。
細部は当該記事を参照
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