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概要
病原体はフラビウイルス科のキャサヌル森林病ウイルスで、主にマダニに刺されることで感染する。齧歯類や猿、コウモリなどと接触することで感染するケースもある。人から人に伝染することは無いとされる。
インドでは風土病とされており、毎年数百人がこの病気にかかると言われている。
日本の感染症法ではキャサヌル森林病は四類感染症に、キャサヌル森林病ウイルスは三種病原体等に指定されている。
症状
高熱、筋肉痛、倦怠感、咳などのインフルエンザ様症状の他、胃腸炎症状(腹痛、下痢、嘔吐)や出血熱(鼻血、歯肉からの出血など)が起こる。ときに肺水腫や急性腎不全などの合併症を起こすことがあり、死に至ることもある。
多くの場合1〜2週間程度で治るが、一部の人は1〜3週間後に再発し、髄膜炎や脳炎を起こすことがある。致死率は3〜5%程度とされる。
治療方法
予防方法
関連項目
- 医学記事一覧
- 感染症
- マダニ
- オムスク出血熱…マダニが媒介する、フラビウイルスによる感染症。
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)…マダニが媒介する、ブニヤウイルスによる感染症。出血熱を起こす。
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