「薙ぎ払え!」
クシャナとは、宮崎駿監督の漫画作品「風の谷のナウシカ」の登場人物である。同漫画を原作としたアニメ映画でも登場する。
概要
トルメキア王国皇女。容姿端麗。25歳。3人の兄がいる。作中で「殿下」と呼ばれているため、「クシャナ殿下」と呼ばれることが多い。
第3軍最高指揮官であり、兵からの信頼は厚い。機動部隊であるにもかかわらず兄の策略により拠点防衛に回され、玉砕が確定的となった部下でさえ、戻ってきたクシャナの乗るコルベットを見て歓喜するほど。
性格はクールだが、母親を侮辱されると怒りを露わにする。また、部下やナウシカらのことを気にかけ、時には自らの命を捨てようとさえすることも。
物語の最後に、死に際のヴ王から王位を譲り受けるが、彼女は「すでに新しい王を持っている」として生涯代王にとどまり、以来トルメキアは「王を持たない王国」となった。
漫画版では以上のように美貌とカリスマを備え、ナウシカとともに成長した「もうひとりの主人公」とも言える人物であり非常に人気も高いが、映画版ではほとんどただの侵略者となり果てている(帰り際には少し漫画版に近づいたが)。
これは、映画版は漫画版全7巻のうち2巻までの内容であるため。クシャナの部下「クロトワ」というキャラにも同じことが言える。
ちなみに、漫画版単行本でナウシカ以外に単独で表紙を飾ったのはクシャナのみ(3巻)である。
なお、「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野秀明氏が、クシャナを主人公とした映画を作りたいと宮崎氏に申し出たが却下され、「つまらない」「くだらない」「最低」「できるなら自分でやっている」と散々に言われた。クシャナを題材として彼女の生涯を追う作品はとても良さそうではあるが、この場合は「(庵野氏は)戦争ごっこをやりたいだけなんだもの」とのことらしい。
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