サモン・ソーサレスとは、遊戯王OCGに登場するカードの1枚である。
略称は「サモソ」
概要
旧テキスト
サモン・ソーサレス/Summon Soreceress
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2400
【リンクマーカー:上/左下/右下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
手札からモンスター1体を、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから選び、
このカードのリンク先となる自分・相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(1)の効果は自分の手札のモンスターを相手フィールドに特殊召喚するもの。
(2)の効果はリンク先のモンスターと同じ種族のモンスターをリクルートする効果を持つ。特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
……おわかりいただけただろうか。
条件さえ満たせば、何でもリクルート可能なのだ。幻獣神族ならば神のカードすら呼び寄せてしまう(《ラーの翼神竜》は不可能だが)。
これだけだと、(2)の効果を使うのに4体必要な上、リクルートされたモンスターは無効化されるため強そうには思えない。
しかし、サモソを語る上で重要なのが3点ある。
1点目は《水晶機巧-ハリファイバー》。チューナーを含むモンスター2体からハリファイバーとチューナーが出てくるため、前述のコストが1枚減る。
2点目はサモソがリンク素材になれるという点。(2)の効果を使い終わった後であればリンク4やリンク5のモンスターを呼び寄せることが可能。特に《ファイアウォール・ドラゴン》が強力だった。
3点目は効果を無効にしてリクルートしたモンスター。リンク素材にするなどして墓地に送った場合、墓地効果を発動することが可能という点。
総じて、ハリファイバー⇒サモソ⇒ファイアウォールと瞬く間に高リンクモンスターを呼び寄せるキーパーツと化してしまった。その上、【トロイメア】【植物族】などと組み合わせることで実用的なワンキルが次々と生み出された。
結果として、2018年10月の改訂で禁止となってしまった。
海外では翌年4月末に禁止されたのだが、あちらではハリファイバーは未実装の段階で規制された。
新テキスト(2024年4月~)
サモン・ソーサレス/Summon Soreceress
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2400
【リンクマーカー:上/左下/右下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。手札からモンスター1体を効果を無効にして、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。その後、この効果で特殊召喚したモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから効果を無効にして守備表示で特殊召喚できる。この効果でデッキから特殊召喚したターン、自分はデッキから特殊召喚したそのモンスターと元々の種族が同じモンスターしか特殊召喚できない。
2024年4月よりエラッタされた上で、無制限カードとして復活。
新テキスト記載のサモソは2024年4月26日発売「Vジャンプブックス 遊☆戯☆王OCGパーフェクトルールブック2024」に同封される。
「手札のカードを相手フィールドに特殊召喚した上で、同じ種族のモンスターをデッキから特殊召喚する」という旧テキストの①と②の効果が強制的に合体された効果となっている。更に、特殊召喚したターンは種族縛りが付く。
マスタールールが実装された第11期・第12期ではL召喚に依存しないテーマが多数登場しているため、サモソをL召喚するためにEXデッキをリンクモンスターで固めるのは不都合なデッキも多い。また、特定のテーマでは種族・テーマ縛りが付く場合もあるためエラッタ前程の汎用性は消失している。
しかし、上記の制約をスルー出来れば十分な力を発揮することが可能。
解禁直後に注目されたのが【破戒ユベル】。悪魔族主体の破戒とユベルは「破壊時の効果で展開可能」という共通点を持つ。フィールドで効果無効のモンスターも破壊時の効果は発動可能なので、デメリットもほぼ素通りしてしまう。更に展開が広がることで、《トロイメア・グリフォン》による「リンク状態でないフィールドの特殊召喚されたモンスターの効果発動を封じる」も可能。大会での優勝報告が上がる程の貢献を果たす。
関連項目
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