バカなことやってねぇで働け!とは、アニメ「ドラゴンボール超」77話で孫悟空が発したセリフである。
概要
悟空が収穫した野菜を市場へ卸した帰り道、車が道に嵌まって困っているという男に助けを求められる。
しかし、男の正体は通行人を狙う強盗であり、悟空は男の仲間たちに包囲されてしまう。
強盗犯たちはマシンガンや拳銃で悟空を射殺しようとしたが、最強のサイヤ人である悟空にそんなものが通用するはずもなく、悟空は瞬間移動を駆使した高速戦闘で強盗犯たちを叩きのめした。
「バカなことやってねぇで働け!」
である。
悟空と言えば、強者との戦いを求めて修行に明け暮れる野生児……悪く言えば妻子持ちにあるまじきニートとして知られている為、視聴者の多くは「お前が言うな!」とツッコみたくなったと思われる。
しかし、近年の悟空には妻であるチチの農作業を手伝う=働いている描写があり、前述の通り強盗犯に襲われたのは商売で収入を得た(胸ポケットの茶封筒に野菜の代金が収められている)直後なので「働け!」という説教は決して的外れなものではない。そもそも、働いていなかった頃も「バカなこと(犯罪)」は一切行っていないので、強盗犯を非難する資格は十分にある。
ただ、このセリフを言った直後に「オラも偉そうな事言えねえか」と発言しているので、悟空自身も長年働いていなかった事や農作業中にサボっていたことを省みて、ブーメラン発言だと自覚してはいたようだ。
そして一連の騒動の中で、かすり傷とはいえ怪我をしてしまい、身体がなまっていたことを認識して修行欲を掻き立てることになってしまう。
(かつての)悟空のイメージに合わない衝撃的な台詞だった事、そして現実の無職やニートを一刀両断できる汎用性の高い台詞だった事で話題となり、近年のドラゴンボールシリーズを代表する名(迷?)台詞として知られている。
漫画版にも同じシーンがあるが、表記は「!」のない「バカなことやってねぇで働け」になっていた。
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関連項目
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