ビリヤード(billiards)とは、長方形の台(ビリヤードテーブル)上にある球を、キューと呼ばれる撞き棒で撞くことで精度を競う室内スポーツのことである。日本語では撞球(どうきゅう・「球を撞く」という意味)とも呼ばれる。
ニコニコ動画においては、プロの試合映像や解説映像、またハンゲームを始めとするゲームプレイ動画が投稿されている。
概要
一般的に日本で普及しているポケットビリヤード(プール)以外にも、キャロムビリヤードやスヌーカーといった競技がある。静止した球をキューで撞き、アクションを起こすといった点では共通しているが、競技によってテーブルの種類や道具が異なる。
ポケットビリヤード(プールビリヤード)
アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアで盛んにプレイされ、国内でも最も知名度の高いビリヤードの種目である。使用する長方形のテーブルの四角と、2つ長辺上の真ん中にポケットと呼ばれる穴がある。また的球には番号が1から15まで振られており、白い手玉を撞き、的球に当て、的球をポケットすることがゲームの基本プレイとなる。ナインボールやエイトボール、テンボール、14-1(ストレートプール)といった競技がプロやアマチュアの間では主にプレイされている。
2011年はドーハで行われた「世界ナインボール選手権」で赤狩山幸男プロが、日本人3人目の世界チャンピオンとなっている。尚、赤狩山プロはその賞金を含めた2011年の獲得賞金全額を東日本大震災の復興支援へ寄付している。
現在では発祥の地、アメリカ以外にも、台湾やフィリピンといった国から世界的なプレイヤーが生まれている。
キャロムビリヤード
ポケットがないテーブルを利用する競技。3つもしくは4つの球を使用し、手玉をその他の2つ球へ当てること競う。国際大会では日本人が3連覇するなど、男女ともに強豪国として知られている。
スヌーカー
他のポケット競技のようにポケットがある大きなテーブルと、小さな球を使用する競技。他のビリヤード競技よりスペースを必要とするためか、日本のビリヤード場ではほとんど設置されていない。しかしながら英国圏で圧倒的人気を誇る競技であり、シーズンには大企業のスポンサーがついた大会がテレビで中継される。そのため、年間獲得賞金が1,000万円を超えるプロプレイヤーも多数おり、トップでは生涯獲得賞金が約20億円に達するプレイヤーも存在する。
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関連項目
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