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ピーマン白書とは、1980年10月4日から11月22日の毎週土曜日20:00~20:54にフジテレビやその系列局で放送されたテレビドラマである。
概要
ストーリーは、一言でいうと小学校からやり直せと言われた中学生が、小学校からやり直そうとし、そこに謎の生物エックスだのＤＪだの教師だのが関わってくる話である。初版作成者は正直なところ調べてみてもストーリーを理解できなかった。
タイトルはアメリカのノンフィクション書籍（およびそれを元にした名作映画）「いちご白書」を元にしていると思われる。学校に反発する学生の話、という点が共通している。「ピーマン」は中が空洞であることから「頭空っぽ」を意味する悪口である（現在はほぼ死語だが、ドラえもんがのび太と喧嘩して「ピンボケピーマンのダメ男！」と言い放つシーンはご存じの方もいるのでは）。総じて「おバカ達の反抗」ぐらいの意味合いだろう。
低視聴率による打ち切り
この作品は、放送開始当初は全26回放送を予定していた。しかし、初回視聴率が5％台、さらに2回目以降はわずか2％台にまで落ち込んだため、開始からわずか1ヶ月で打ち切りが決定し、本放送時には全5回で終了した。実際に製作されたのは全9回で、本放送時に放送が飛ばされた回は後年の再放送でようやく日の目を見ることとなる。
裏番組として東京12チャンネル(現：テレビ東京）で放送されていた「国際プロレスアワー」よりも視聴率が下回るという異常事態となるなど、不名誉な記録によりその名前が語られることが多い。
ただし、インターネット上の評判などを見ると、視聴者の感想自体はそう悪くない。低視聴率の原因については、裏番組に大人気お笑いバラエティ「8時だョ！全員集合」があったことや、ストーリーの方向性が放送時間帯に合っていなかったことなどが挙げられているようだ。
フジテレビ土曜夜20時台は1980年3月まで「欽ちゃんのドンとやってみよう！」が放送され一時は「全員集合」の視聴率も超えることもあったが、志村けんが「東村山音頭」で大ブレイクし「全員集合」の人気を盛り返して再び逆転されてしまった。1980年4月以降は「ピーマン白書」を含めドラマ枠に転換されたがどれも低視聴率に喘ぎ、フジテレビのこの枠が再び息を吹き返すのは1981年5月につなぎ番組として始まる「オレたちひょうきん族」まで待つこととなる。
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