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概要
もちろん、最終学歴が保育園卒と言う意味ではなく、幼少期、大抵は保育園か幼稚園のどちらかに行っているとは思うが、それが保育園だった者に対する一種の煽り、偏見を模したナンセンスを楽しむネタである。初出はなんＪ。
保育園は厚生労働省管轄の「養育施設」であるのに対し、幼稚園は文部科学省管轄の「教育機関」である。そのため、保育園がほとんど勉強を教えないのに対して幼稚園は教えている所が多い。月謝も幼稚園の方が高い傾向にある。だから、「幼稚園卒の方が家庭が教育に力を入れていて、金持ちであり、育ちがいい」という根拠の薄い偏見をなんＪ民が言い出して広まった。
しかし、当たり前だが、勉強に力を入れていない幼稚園も存在するし、確かに小学校に上がったばかりの頃は幼稚園卒の方が学力は高い傾向にあるが、その後の頑張りによってそんな幼稚園卒のアドバンテージはいくらでも埋まっていってしまう。幼稚園卒だけどＦラン大卒や専門卒、短卒の人もいるし、保育園卒でも早稲田大学卒の人はいる。
それに、保育園へ行くメリットも存在する。まず、月謝が安く済む（だから裏を返して保育園卒は貧乏だみたいに言われたのだが）。費用の割には、幼稚園卒のアドバンテージはすぐに埋まる物であり、費用に見合っていないから、保育園で充分だということである。それに、「小学校に上がってからは受験戦争に参加しなくてはいけないのだから、幼少期くらいは伸び伸びと自由にさせてやりたい」という考えもある。近所の幼稚園が勉強に力を入れていないから保育園と変わらない、という事情もあるかもしれない。
さらには、保育園なら宗教を押し付けられない、というメリットもある。保育園は公立であり無宗教である場合が多いからである。（１００％そうではなく宗教団体が絡んでいる保育園もあるし、無宗教の幼稚園もある）幼稚園は、教会とかが運営している場合があり、子供を宗教的な礼拝に参加させたりする所もある。宗教が嫌いだからそういった事がうっとうしい、また教育上子供をキリスト教などに触れさせたくない、といった場合には、教育方針によって無宗教である保育園を選択することも考えられる。
ここまでで分かるように、この煽りは根拠がとても薄く、ほとんど意味のないものであるということは明白であり、なんＪ民含めこのネタを使う人々はこれをナンセンスとして楽しんでいるのである。
なんＪ民は他にもこのような馬鹿げたネタを好んで使う傾向があるため、その派生として考えれば尚の事これが煽りではないと捉えられるだろう。
この煽りのみを抽出して見た人間はこれに不快感を示すようだが、上述したとおりの前提がある上でのネタであるため、決して真に受けないようにしましょう。
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知らぬ。
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関連項目
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