亡(なき)とは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』の登場人物である。
概要の…意思のままに…
サイバーテロ組織「滅亡迅雷.net」のメンバーの中で最後に登場したヒューマギアである。
第14話時点で滅亡迅雷.netではすでに「迅」「滅」「雷」の3体のヒューマギアが登場しており、「滅亡迅雷」の最後の残りとして「亡」に該当するキャラクターが登場するのではとファンの間では囁かれていた。
その後迅や滅が倒され、滅が修復された後でも不破諫による尋問にも「今は亡き我が同士」とその存在をほのめかせ、飛電インテリジェンスとZAIAエンタープライズとのお仕事五番勝負のさなかにもそれらしいフードをかぶった人物がレイドライザーとプログライズキーを渡す姿が登場していたが、それが「亡である」とは明示されておらず、キャストにおいても「???」と表記され伏せられた状態であった。
そして、『仮面ライダーゼロワン Blu-ray COLLECTION』の映像特典『プロジェクト・サウザー』にて先行登場することとなり、その後の本編でも正体が明らかになってきた。
本編では特に言及はなかったが、元々はシステムエンジニア型のヒューマギアであったことが35.5話にて判明している。SEの技能をアークや天津垓が目をつけたものと思われる。というのもZAIAが徴収してからは以前の記憶は消されており、アズに言われるまで本人すら覚えていなかった。
なお、ヒューマギアの中でも亡は性別の設定がされていない。これは後述のネタバレの件もあるが、何より演じている中山がジェンダーレスとしてモデル・俳優活動をしていることもあるのではないかと思われる。
隠された真実
※ここからは第28話以降のネタバレが含まれています。
以下ネタバレ
第28話にて亡のAIが不破諫の脳に埋め込まれていたことが明らかになる。
脳へのチップの埋め込みはショットライザーを通じて仮面ライダーに変身するために必要なシステムであり、わざわざ亡のAIを仕込んでいたのも天津垓が不破を道具として操るために仕込んでいたことが明らかになった。
つまりこれまでレイドライザーを渡していたのは、亡の人格が現れた不破諫だったのである。
第29話では不破が自分の意思を強く持つことで亡の顕現は収まったかのように見られたが、第32話にて刃唯阿によって細工されたアサルトウルフプログライズキーで亡の意思が再び顕現、天津の道具として操られてしまう。しかしこの時居合わせたヒューマギア・デルモの唯阿への啖呵が亡に影響、一時迅によって不破の回収・説得が試みられたが、不破が自我を取り戻し説得に失敗。さらには或人の「ヒューマギアだって夢を見ていい」という説得が先のデルモや迅の説得と合わせて影響を受けシンギュラリティに到達。「私も夢が見たい。でも夢が何なのかわからない。だからヒューマギアの夢を変わりに叶えたい」と訴えたことが不破の意識とリンク。不破とともに語りかけながらランペイジバルカンに変身、サウザーを圧倒した。
第33話のラストにてZAIAを退職した唯阿のもとに迅と滅が接触し、唯阿はこれを承諾。不破を拉致してAIを取り込み、第34話で本格的な復活を遂げた。だがアークとの接続によってザイアスペックを装着した人間にも影響を及ぼしてしまう。これは元々が天津によって「道具」として操るためにZAIAのセキュリティに干渉できるようにしていたことが原因のようだ。
続く第35話で不破の言葉をきっかけにアークとの接続を断ち、不破に彼の過去を伝える。その後はバトルレイダーやギーガーをハッキングしサウザーと戦う滅を援護した。「滅の夢をかなえるのが今の私の夢」とのことだが…
仮面ライダー亡
「変身」
Break Down.
身長:191.5cm
体重:94.2kg
パンチ力:26.2t
キック力:51.6t
ジャンプ力:ひと飛び33.7m
走力:100mを2.0秒
アークドライバーゼロによって整形された「滅亡迅雷フォースライザー」と「ジャパニーズウルフゼツメライズキー」で変身する。初登場は第37話「ソレはダレにも止められない」。
日本の絶滅種であるニホンオオカミのロストモデルを保有し、高い走力を誇る。フォースライザーで変身する滅亡迅雷.netのライダーの中でもトップクラスの速さを持つ(ただしバーニングファルコンやアークゼロには及ばないが)。基本兵装は両腕の爪。
初変身では天津垓の前で挨拶がてらに変身し、すれ違いざまに服を切り裂きパンイチにする芸当を見せた。
必殺技は高速で連続蹴りを浴びせる「ゼツメツディストピア」及び「ゼツメツユートピア」。
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私は、関連項目。でも…道具じゃない!
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