元号の私物化とは、仮面ライダーに関するネットスラングである。
概要
「元号の私物化」は、仮面ライダーシリーズとは全く関係の無い日本の元号を、同作品に利用することを揶揄する際に用いられる事が多い。笑い話的に用いられる事が多く、ネガティブな印象を含む文脈にはそぐわない。使用例:「令和になっても仮面ライダーによる元号の私物化は続くんだな」
元々、テレビ朝日系列で放送される仮面ライダークウガ以降の仮面ライダーシリーズの総称として「平成仮面ライダー」あるいは「平成ライダー」という呼称が公式・ファンともに使われ、それに対して昭和に放送されていた仮面ライダーシリーズは「昭和ライダー」と呼称されるようになった。そして時代が進むにつれて『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』を皮切りに、『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』から始まる「平成ジェネレーション」シリーズといった映画作品群において作品名に元号が含められ始めた。そうした一連の流れがあり、段々と仮面ライダーシリーズを語る上で元号を意識せずにはいられない状況になっていた。
また、平成という元号はそれまでの日本近代の元号とは異なり、天皇の生前退位の決定に伴い終了日が明確になった。そのため放送開始が平成で最後と確定していた『仮面ライダージオウ』は平成仮面ライダーシリーズの20作品記念作品ということもあり、各平成ライダーの力を受け継ぐ仮面ライダーとして集大成的に作品が展開されていった。
元号の私物化という概念が仮面ライダーファンに広く認知され始めたきっかけはジオウの映画作品の一つである『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』である。この作品の公開時には既に平成が終了して3ヶ月ほど経過していたが、作品中では「平成(平成仮面ライダー)」という時代が非常に重要な概念になっている。また「平成(平成仮面ライダー)は終わり、次の時代(令和(令和仮面ライダー))へと進んでいく」というメッセージが強く描写されており、また終盤にて仮面ライダーバールクスが突如掲げた板状バリアらしきものが「平成」状に貫かれるという小渕官房長官(当時)による平成の元号名発表オマージュらしき非常にショッキングなシーンも描かれた。このように仮面ライダー制作陣が全く関与できないはずの事象である元号・改元をジオウという作品と巧妙に融合しており、そのことがまるで元号を仮面ライダー制作陣のものであるかのように好き勝手に扱っている様に見えることから、それまでの経緯を踏まえて「元号の私物化」という概念が視聴者に広く浸透した。
また「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」の公開が発表されたこともあり、仮面ライダーシリーズによる「元号の私物化」は平成で終わるものではないという点が強調される結果となった。
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