一般的に知られた、日本神話の『八咫烏』はこちら
八汰烏とは、遊戯王OCGに登場するカードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
《八汰烏》
スピリット・効果モンスター
星2/風属性/悪魔族/攻 200/守 100
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。
次の相手ドローフェイズをスキップする。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
「Mythological Age -蘇りし魂-」(2001年11月29日発売)で登場。
禁止カード導入と同時に禁止指定を受け、遊戯王OCG史上トップクラスの凶悪さを誇ったカードとして有名な1枚である。
ドローロックは一度決まるだけでも強力であり、手札・場に解決札が無い状況だと以降もそれを引けなくなり敗北となってしまう。
スピリット共通の手札に戻る効果により戦闘破壊されにくく、「サンダー・ボルト」などスペルスピード1の除去に対して実質耐性があるのも強みと言える。
登場まもなく、2002年1月1日に制限カードに指定。
その後も猛威を振るい続け、第3期中盤になると『「混沌帝龍 -終焉の使者-」で手札・場を一掃→除去した自分の「クリッター」「黒き森のウィッチ」でこのカードをサーチ→召喚して直接攻撃』を行う通称『八汰ロック』というコンボデッキが生み出され環境を席巻した。
そして2004年3月1日、禁止カード制度導入に合わせて禁止指定される。
以降、長きに亘り「絶対に禁止解除されない凶悪カード」として既存・新規の決闘者達に認知され続けた。
しかし第9期以降、1~2枚程度の初動札からモンスターを展開して制圧盤面を築く「先行制圧」がスタンダードな戦術となり、後攻ワンキルに対しては寛容になると「初動にならず、捲りにも使えないので環境に影響を与えない」「素引き前提でドローロックするより、別のカードでワンショットキルした方が楽」といった評価も見受けられるようになる。
そのような環境の変化もあり、2022年10月1日に18年7ヶ月ぶりの制限カード復帰となった。その後、段階的に緩和され現在は無制限である。
制限復帰の10年近く前の時点で既にパワー不足だったが、遅延行為を危惧され緩和に至らなかったのだろう。緩和後に一部の公式大会でサレンダーを認めるようになり、それも復帰の一押しになったと言える。
余談
- 「悪魔族」である。「鳥獣族」でないため、ふわんだりぃずなどのサポートは原則受けられない。
- このカードの名を冠する「八汰烏の骸」という罠カードが存在する。
- アニメDMでも登場しており、オリジナルエピソードの遊戯vs乃亜戦で乃亜が使用。遊戯のライフが200でこのカードの攻撃が通れば勝ちという状況で召喚されたが、「天界王 シナト」が「翻弄するエルフの剣士」を戦闘破壊できず、そのまま手札に戻った。
関連動画
関連項目
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