嘘も百回言えば真実となる(表記ゆれ:嘘も百回言えば本当になる、など)とは、
- (嘘も百回言えば真実)バンド「カメレオ」の楽曲。
- (嘘もつき通せば真実になる)漫画「黒執事」の台詞。
- ヨーゼフ・ゲッベルスの言っていない台詞である。また、韓国のことわざだとも言われているが後述の通り存在しないことわざである。
また、引き寄せの法則や予祝などと絡めて「実際とは違うことや未定のこと、嘘であっても言っているうちにその結果がついてくる、事象が起こる」という意味でも稀に使われる。
ここでは3について記述する。
概要
要するに、嘘であっても何回もごり押し的に言っていれば本当のこととして独り歩きを始めて事実であるかのようになってしまう、嘘であっても何回も言えば人々は真実だと信じてしまうということ。
この言葉はナチスの宣伝相であったヨーゼフ・ゲッベルスの言った言葉であると一部では言われているが、実際にはこれ、「言っていない台詞」である。(ヘルマン・ゲーリングの言った言葉だと紹介されることもある)ゲッベルスの実際の発言は
優れたプロパガンダは嘘をつく必要がない。むしろ嘘をついてはいけない。真実を恐れる必要はないのだ。大衆は真実を受け入れることが出来ないというのは誤りだ。彼らにはできる。大事なことは大衆が理解しやすいようにプレゼンテーションしてやることだ。
であり、むしろ「ウソはついてはいけない」とまで言っている。要するに、この言葉自体が多くの人が(嘘をつく気はなく誤解からであったとしても)言ったせいでゲッベルスが言ったという事実があるかのようになった言葉なのである。
また、韓国のことわざであるとして紹介されることもある。しかしながら、このようなことわざは韓国には存在しないようである。(ニュアンスが近い物はあるのかもしれないが、少なくともこのような文面のことわざは存在しない)しかし、この言葉が韓国の歴史認識や外交の在り方、また韓国人の国民性メンタリティをよく表した言葉としてしばしば引用され韓国を語る際には用いられることがある。
中国には「市に虎あり」「三人市虎をなす」(要するに、街中に虎なんかおるわけがないのに大人数の人が「街に虎がおる!」と嘘をつけば本当のことのように信じられてしまうというように、大人数で騒げば本当のことだとみんな信じてしまうということ)という、似た意味のことわざがある。
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