四暗刻単騎とは、麻雀の役の1つである。
概要
「四暗刻単騎待ち」「スッタン」とも呼ばれる。
文字通り、四暗刻を単騎待ちで上がると成立する。通常の四暗刻は役満だが、四暗刻単騎の場合はダブル役満とされることが多い(ローカルルール)。MJシリーズでは通常の四暗刻と同じく役満扱い。
テンパイ時点で暗刻が4つ成立していること、待ちの少ない単騎待ちであることが条件であるため、シャボ待ちの四暗刻より難易度の高い上がり方に対するボーナス的な役といえる。
シャボ待ち四暗刻はロンすると三暗刻+対々和となるが、四暗刻単騎はツモ・ロンにかかわらず四暗刻が成立する(ロンしても暗刻は4つある為)。待ちは少なくなるが、確実に役満の得点を得ることができる。ただし、四暗刻単騎でも多面張で高目安目がある場合はある。
この場合、で和了すれば四暗刻単騎が成立するのだが、実際にはも待ち牌となっている。このとき、で和了すると対々和も消滅し、立直無しでドラも無しだと三暗刻のみとなってしまう。よって、四暗刻単騎がダブル役満であれば点数としては1/20程度の落差となってしまう。
また、実際の麻雀であればを和了牌ではないと思い捨てた結果振聴になったり、同巡内振聴でロンをしてしまい、チョンボを取られるケースも十分に考えられる(これは四暗刻単騎に限った話ではないが)。
よって、四暗刻単騎以外で和了するつもりがないならば、安目が存在する待ち牌は避けた方が無難である。を暗槓すればのみの待ちにすることも可能であるが、立直後にを暗槓するとチョンボとなるので注意。また、過去の順目で単騎のスジが落ちているなど誘えそうな河であれば敢えて立直をかけておくとオリようとして手詰まった相手が振り込んでくれる場合がある。Mリーグでもで四暗刻単騎になる 変則待ちにおいて数巡前にを捨てていることから立直をかけて放銃を誘った例がある(2023年2月14日の二階堂プロの四暗刻単騎。更に言うと、このとき放銃した魚谷プロはを暗刻として持っており、原理的に単騎にしか当たらない普通は通るはずの安全牌)。
九連宝燈と国士無双を除く役満は刻子のみで構成できるため、複合することが可能。勿論、暗刻のみでそれらの役満を作ることになるので難易度は高い。地和・人和も一応可能だが、天和はルールの解釈によるが「第一ツモを配牌と同時に取ってしまうため、待ちが特定出来ないので単騎待ちと認めない」とされることが多い。
実演
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関連項目
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