地雷基板とは、映像の出力調整や取り扱いに難があるアーケード基板である。
概要
不正コピー対策を施したのはいいが、それ故に扱いが面倒で全く普及しなかったり、サイズがでかすぎる上故障しやすく高価なものなど地雷と呼ばれる理由は多岐にわたる。
ここにはあげていないが純正のI/Oボードをつなげないとコインボタンが働かない新JAMMA規格の基板や、コインボタンを押すタイミングを間違えるとゲームをリセットしなければならない厄介なものもある。
ただ、いずれも一昔の基板に見られた話であり、近年のアーケード基板にはこの傾向はほとんど見られなくなっている。あくまでも業務用としての用途であり、ご家庭で動作することは前提としていない点はご理解頂きたい。
また、地雷基板だからと言って“地雷基板=クソゲー”という式は成り立たず、後世に語り継がれた名作も数多くある。むしろ、当時の技術の粋を集めて作られたものも少なからずあり、高く評価されているので安易に酷評するのは注意してほしい。
地雷基板一覧
基板名の先頭に髑髏マーク(☠)がついているものは特に故障が多いものや根本的に稼働が困難なものを示す。
よほど電子機器の扱いに慣れた人や、金をドブに捨てる様な覚悟のある人でも購入は避けた方がいい。
電池が切れるとゲームが動かなくなり、交換やメンテナンスに数万の費用が発生するもの
- CPシステムⅡ(カプコン)
暗号化されているROMを復号する(電子的な)鍵が電池が切れると無くなる。 - ☠CPシステムⅢ(カプコン)
上記に加え、機械的、電気的な衝撃に弱いため特に嫌われた。 - 怒首領蜂大往生ブラックレーベル(ケイブ)
電池切れになると暗号化データが消失。やはりメーカー対応。
データが簡単に消失するもの
映像の出力が難しいもの
- F2システム(タイトー)
ブラウン管には映像が映るが液晶はNG。液晶に出力する場合はXAV-2sが必要。 - MVS(SNK)
同じく最近の液晶には映らない。対策はF2システムと同様。 - ☠アイレムの古い基板の一部
専用筐体でないと映像が映らない。XAV-2sを使っても無理。 - ☠水平同期周波数が24khzの映像出力の基板
HORNET(コナミ)、COBRA(コナミ)、システム24(セガ)、MODEL1、2、3(セガ)等。水平同期周波数が24khzの基板に関しては事に配信が難しい。15khzへの変換手段が非常に限られている。
出力調整が難しいものはその他メーカー多数あるらしいが詳細は知らない。知っている人情報求む。
様々な要因で嫌われるもの
関連項目
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