山口メンバーとは、
- 2018年4月に強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也のマスメディアによる呼称。本項で解説。
- 2017年7月に器物損壊および暴行の事件を起こした山口俊の俗称。1と同姓であり、書類送検された点も共通であることから。
- NGT48の山口真帆の俗称。2019年1月に報道された暴行事件に関連して付けられたが、こちらは加害者ではなく被害者である。なお、欅坂46の楽曲に「ガラスを割れ!」というものがあるが、2との関連性は不明。
- 元TBS記者であり、2015年に性的暴行事件を起こしたとして告訴された山口敬之の別称。1と同姓であり、性犯罪という点も共通であることから。ただし、嫌疑不十分で不起訴となっており実際に性犯罪をしていたかは不明。
山口メンバーとは、山口達也の呼称である。
単純に山口達也を指す呼称としての認識が一般的だが、本項では山口達也の強制わいせつ容疑への報道及び関連した「山口メンバー」について記述する。
概要
事の発端は2018年4月25日、TOKIOのメンバー(当時)である山口達也が女子高生にみだらな行為をしたとして書類送検されたことへの各所の報道。
この時点で書類送検されており、完全な「容疑者」であるため、通常なら”山口達也容疑者”などと呼ぶところを、読売新聞社などを除く各メディアは揃いも揃って”山口メンバー”と呼んでいた。
徹底して容疑者扱いをしない報道に対して、視聴者・読者からは「容疑者なのになぜ」「忖度だ」などと疑問、違和感の声が上がった。
そしてこの一連の報道により、「山口メンバー」という呼称のイメージが「容疑者としての山口達也」に変わってしまった。
ニコニコでは、騒動後、今回の件(わいせつ行為など)が関連する動画に「山口メンバー」のタグが貼られ、この呼称のイメージの変化を表した。
なぜ「山口メンバー」なのか
一応補足しておくと、芸能人が書類送検された場合に「○○容疑者」等ではなく「○○さん」などと呼称するのは関係各所への配慮でありある意味通例であるため、多少の異論はありつつも特段おかしいことでない。
が、今回に関しては国民的グループのメンバーであったこと、「メンバー」という聞きなれない[1]呼称であったこともあり、疑問や違和感の声が上がったとみられる。
なぜ「メンバー」という呼称になったのかという理由に関しては、所属事務所であるジャニーズ事務所の圧力や、各社の自主的な行動、事務所への忖度など、様々な証言や憶測が飛び交っていた。
また、一部の番組では「相手家族との和解が成立しており、被害届を取り下げる方針であるため」と説明しているが、書類送検された時点で「容疑者」であり、これに関しても違和感の声が上がっている。これは芸能人の書類送検へ「容疑者」を付けない報道も同じである。
なお、実際のところは報道のルールとしてそもそも書類送検されただけの段階では「容疑者」とは呼ばないだけであり、忖度というのは特に関係ない。実際、当時ジャニーズ事務所のSMAPに所属していた草彅剛が2009年に公然わいせつの疑いで現行犯逮捕されたときは「草なぎ剛容疑者」と報道されていた。芸能人が目立つように見えるのも、そもそも一般人は逮捕されず書類送検されただけの段階では報道されないというだけである。
関連動画
関連項目
脚注
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