役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚とは、しゅうきちによるWeb小説である。
概要
小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2018年7月7日より連載開始。本編は2020年6月7日を以って終了し、現在は2020年8月21日より開始した外伝の章を更新中である。
2019年2月よりカドカワBOOKより、書籍版第1巻が刊行された。2019年12月現在で第3巻まで刊行されている。
2019年6月21日にComicWalkerより、ガンテツを作画に迎え漫画版の連載を開始した。ニコニコ静画に同日に連載されている。既刊8巻。
あらすじ
世界の中心にある昏き大穴から大発生したモンスターたち。それらから避難する最中、少年・トールを庇い仮死状態に陥ってしまった幼馴染の少女・ソラ。
彼女を救うには役立たずスキル[1]《復元》を育て上げるだけだった。
それから25年。彼のスキルは成長の末、「戦闘に関わった対象の状態を過去に戻す」という汎用性に富んだスキルへと化けたのだった。
主要人物
トール
中年男性。
彼が主に出入りする境界街[2]・ダダンでは泥漁りの蔑称で呼ばれている。
幼馴染の少女・ソラを救うため25年間、役立たずスキル《復元》を育て続けた。
ソラ
25年前、モンスターからトールを庇い仮死状態に陥った少女。
仮死状態から解けた直後、仕草から39歳になったトールに気付き抱きついた。
スキルは対象の攻撃・効果を反転させる《反転》。
ムー
路上で猫2匹と暮らしていた謎の少女。
本名不明だが種族特有の名付けの法則から便宜上、ムムメメとしている。
スキルは索敵の《電探》、使用者が攻撃を受けた時に反撃できる《電棘》、身体の伝達速度を向上させる《雷針》。
ユーリル
物語開始当初は老婆であったがトールの《復元》により若返っている。
かつては英傑[3]候補だったがとあるダンジョンを攻略した際に呪いにかかり冒険者を辞めていた。
氷系の多数のスキルを保有している。
関連静画
関連項目
関連リンク
脚注
- *神々から授かったモンスターに対抗する力、技能樹(スキルツリー)。その枝に宿る能力を差す。
- *穢された土地と生活圏の境目に作られた拠点。
- *大瘴穴を封印し、大地を取り戻したとある2人の冒険者に贈られた最高の称号。
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