棋聖戦(きせいせん)とは、将棋の八大タイトル戦の一つである。産経新聞社主催。89期より、特別協賛にヒューリックが加わり、正式名称はヒューリック杯棋聖戦となっている。
概要
早指し王位決定戦を前身とするタイトル戦で、1962年に創設された。当時は初となる1日制のタイトル戦で、長期戦では体調を保てなかった升田幸三への配慮とも言われた(しかし升田は挑戦こそしたものの棋聖の獲得はならなかった)。
かつては八大タイトルの中で竜王・名人に次ぐ高位に序列されていたが、賞金が減って現在では序列最下位に落とされてしまっている。ちなみに囲碁の棋聖戦(読売新聞主催)は囲碁界最高位の序列である。なぜだ。
永世棋聖の獲得条件は通算5期獲得で、永世棋聖は大山康晴、中原誠、米長邦雄の3名。永世棋聖資格をもつ棋士は羽生善治と佐藤康光、藤井聡太の3名。谷川浩司が4期獲得しておりリーチをかけているが、2000年の失冠以降谷川は棋聖位から遠のいている。永世称号は基本引退後から名乗ることとなっているが、中原と米長は引退前より永世棋聖を名乗っていた。また大山は現役のまま死去したため、存命のまま引退によって永世棋聖を名乗った棋士は今のところ存在しない。
2014年から高級洋菓子店ブールミッシュが協賛に入っており、全局で対局者には同店のお菓子が提供される。渡辺明や糸谷哲郎にとっては歓喜である。
関連項目
| 将棋の八大タイトル |
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