目とは、以下のことを表す。
- 目(め) - 脊椎動物の器官
- 目(モク) - 生物学の分類のカテゴリの一つ。網の下、科の上。ラテン語ordoの訳
- 目(モク) - 囲碁の用語。碁盤の目(め)や碁石を数えるときの単位
- 目(め) - 囲碁の用語。どちらかの活き石で囲まれた空点のこと
- 目(め) - 順番を表す接尾辞
- 目(め) - 形容詞について、~っぽいことを表す接尾辞。長目(長め)、細目(細め)、・・。
- 目(さかん) - 日本の律令制における階級の一つ。国司の四等官
人名
目(さかん、さっか)は、 日本の苗字。律令の目(さかん)が由来の職業姓。大阪府泉佐野市や山口県宇部市、山陽小野田市などで多く見られる。
漢字として
- 意味
- め、目で見る、視力、目配せする、目印とする、知る、区分け、分類、名称、要、リーダー、品定め、という意味がある。〔説文解字・巻四〕に「人の眼なり」とある。
- 字形
- 目の象形。
- 〔説文解字〕には「童子を重ぬるなり」と、童子(=瞳)を重ねるとある。甲骨文・金文は、目の正面から見た象形だが、篆体や隷書ではそれが縦になっているため、瞳を縦に重ねたものと誤ったのであろう。中国では、舜や項羽は瞳が重なっていたとされ(目の上に目があるので計4つ目がある)、重瞳子と呼ばれる。
- 音訓
- 音読みはボク(漢音)、モク(呉音)、訓読みは、め、ま、みる、めくばせする、かなめ、さかん。名のりに、より、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 目は部首方部を作る。目に関する字が属する。
- 語彙
- 目下・目撃・目語・目算・目視・目次・目前・目送・目測・目標・目礼・目録・目論・目論見
異体字
互換文字
関連項目
- 2
- 0pt