筋とは、以下のことを表す。
- 筋(キン、すじ) - 筋肉や筋繊維のこと
- 筋(すじ) - 腱のこと
- 筋(すじ) - 細長くつづくもの
- 筋(すじ) - 細長いものを数えるときの助数詞
- 筋(すじ) - 素質のこと。筋がいい
- 筋(すじ) - 物の道理、理屈のこと。筋が通る
- 筋(すじ) - ストーリーの概要。話の筋
- 筋(すじ) - 大阪市において南北に通じる道路の呼び名。例:御堂筋
- 筋(すじ) - すじかまぼこの略
- 筋(すじ) - 将棋用語で縦の列のこと。
- 筋(すじ) - 麻雀用語で両面搭子の待ちとなる数牌の集まりのこと
漢字として
筋
- Unicode
- U+7B4B
- JIS X 0213
- 1-22-58
- 部首
- 竹部
- 画数
- 12画
- 意味
- 筋肉の繊維、腱がもともとの意味である。〔説文解字・巻四〕に「肉の力なり」、〔釈名〕に「筋、力なり。肉中の力、氣の元也」とある。そこから細長く続くものの意味で使われるようになった。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文解字〕は「力に從ひ、肉に從ひ、竹に從ふ。竹は、物の筋多き者なり」と、力+肉+竹で、竹は筋が多い植物なのでスジを表しているとする。〔六書略〕は、肋+竹とし肋は筋系であるとしている。白川静は、竹となっているのは腱の象形で、全体が筋肉が骨に連なるところの象形であるとしている。
- 音訓
- 音読みはキン(漢音)、コン(呉音)、訓読みは、すじ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首である。筋のほかに䇟、𥭖を収める。䇟は腱の篆文。
- 語彙
- 筋骨・筋骨隆々・筋節・筋斗・筋肉・筋力
異体字
- 荕は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔篇海〕に「骨なり」とある。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 觔は、〔正字通〕に筋と同じとある異体字。また誤って斤と同じように使われる。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 肋は、あばら骨という意味の字。〔集韻〕には筋と同じ字とある。
- 竻は、竹の根という意味の字。〔集韻〕にこの字の古文が筋とある。
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