諸とは、もろもろの、さまざまな、多くのという言葉である。
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また中国語圏の姓である。
漢字として
諸
- Unicode
- U+FA22
- JIS X 0213
- 1-92-14
- 部首
- 言部
- 画数
- 16画
- 意味
- 旧字体は諸。
- もろもろの、多くの、方方の、という意味がある。また句末の助字で形容の語を作る。
- (之と通じて)これ、(之於に通じて)これを~に、(之乎に通じて)これ~や、という意味がある。(葅と通じて)漬物という意味がある。
- 〔説文解字・巻三〕には「辯なり」とある。〔段注本〕は「辨なり」としている。
- 字源
- 形声。声符は者。金文では諸の意味で者を用いている。
- 音訓
- 音読みはショ(漢音、呉音)、訓読みは、もろ、もろもろ、これ、おおい。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- JIS X 0208で諸・諸は区点29-84に包摂されていたが、JIS X 0213で諸が分けて追加され、包摂基準の適用対象外となった。
- 声符
- 諸を声符とする漢字には、儲、藷などがある。
- 語彙
- 諸家・諸夏・諸行無常・諸君・諸兄・諸卿・諸賢・諸元・諸彦・諸侯・諸国・諸姉・諸色・諸士法度・諸子百家・諸宗・諸州・諸人・諸神・諸生・諸大夫・諸大名・諸島・諸派・諸般・諸蕃・諸譜・諸便・諸母・諸方・諸法無我・諸虜・諸僚・諸郎
異体字
- 諸は旧字体で、人名用漢字である。JIS X 0213第三水準。2004年に参考字体から格上げされた。
- 𢒕は、〔玉篇〕にある古文。
- 𣦁は、〔字彙補〕にある異体字。
- 𧭷は、〔字彙補〕にある異体字。〔韓城鼎文〕に見えるという。
- 簡体字は诸。
互換文字
- 諸、諸はUnicodeにおいて諸と互換とされる字である。
関連項目
- 1
- 0pt
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