跳弾とは、弾丸が何かに当たったあと跳ね返る現象である。
概要
発射された弾が何らかの物体に命中したあと
粉砕したり貫通せず跳ね返る現象、またはその弾そのもの。
反射により弾の威力は減衰されるものの、非常に危険な現象として知られ、射撃場では背後を土や柔らかい地面としたり、跳弾防止用のブロックが置かれるなどの措置が講じられている。
市街戦や室内戦のような、入り組んだり周囲に硬い物質が多い場所での近距離戦闘では特に発生しやすく、跳弾のマニュアルも存在する。
艦内など周囲がカチカチの鉄の壁しかない場合などは、制圧射撃がてら利用できなくもない…が、跳弾による精密な射撃は不可能だし、下手すると自分や仲間・人質や危険物めがけて弾丸が跳ね返ってくるなど危険。
創作において
フィクションでは遮蔽物に隠れた目標に対し、ビリヤードのバンクショットのように意図的に跳弾を利用し、弾を当てる「跳弾狙撃」という描写が見られることがあるが、近距離での射撃に比べ様々な条件を考慮しなけらばならず、当然難易度は高い。
- 跳弾に利用したい対象物の硬度・反発力が見た目では分からない。
- 撃った対象物の硬度が十分でも、表面の凹凸や曲面など角度が一定とは限らない。
- 銃弾そのものも温度・湿度・気圧によってごく微妙に初速が変わる。
- 跳弾時に運動エネルギーが大幅に失われた場合、本来は余裕で貫通できるはずの遮蔽物すら貫通できない可能性もあり、跳弾時に弾丸が変形し、空気抵抗だらけの不均等な形で飛翔するためピンポイントは困難。
- 自然環境課においては岩石ならまだしも、柔らかい樹木や草木においては跳弾しづらい。
- 変に跳弾にこだわった縛りプレイしなくても、そのまま撃ったほうが早い
跳弾を利用するものとしては、反跳爆撃や反跳爆弾、避弾経始などがある。
創作物においては、メタルギアシリーズの登場人物であるリボルバー・オセロット[1]が代表的な跳弾使いとして知られる。
アーマード・コアのⅤ系統においては、「攻撃力<防御力」となった場合、跳弾が発生し、画面上に「INEFFECTIVE[2]」と表示され、弾が予期せぬ方向に弾かれたうえでダメージがおよそ1/3になるというシステムが実装されている。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
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