韓国海軍レーダー照射事件とは、2018年12月に日本海で発生した事件を扱った動画に付けられるタグである。防衛省では「韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案」と呼んでいる。
概要
平成30年（2018年）12月20日の午後、能登半島沖で海上自衛隊のP-1が、韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーを照射されるという事態が発生した。
韓国国防部は「遭難した北朝鮮の漁船を捜索するために光学カメラを使い、その際追跡レーダーが共に作動するが、哨戒機にビームは照射しなかった」と主張。[1]
防衛省はP-1から撮影された映像を火器管制レーダーを照射された証拠として12月28日に公開した。
韓国は2019年1月4日に反論する映像を公開したが、レーダーは照射せず、逆に日本の哨戒機が威嚇飛行をしたという主張に変わっている。[2]
1月7日の国防部会・安全保障調査会合同会議では「国連の制裁が継続している中、韓国海軍と北朝鮮の漁船が何らかの意図を持って接触していたのであれば、国連決議違反が疑われる。海上保安庁は、北朝鮮の漁船から救助の信号を受けていない。都合が悪い現場を押さえられて、レーダーを照射して海自機を追い払おうとしたのであれば、辻褄が合う。」という意見が出たという。[3]
1月21日に、防衛省はP-1が照射されたレーダーの探知音を公開し、「これ以上協議を継続しても真実の究明に至らない」として、協議打ち切りを表明した。[4]
関連動画
関連リンク
- 韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案
- 韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射に関する防衛省の最終見解について【補足説明資料】 2019.1
- 日韓防衛相が会談、レーダー照射問題の再発防止で合意 実務者対話を再開へ 2024.6.1
関連項目
脚注
- *日本哨戒機接近し撮影用光学カメラ稼働 ビーム放射はせず＝韓国軍 2018.12.23
- *韓国が公開した「レーダー問題」反論映像…その内容は？ 2019.1.4
- *火器管制レーダー照射事案に関する韓国国防部の映像公開について 2019.1.7
- *韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について 2019.1.21
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