衡とは、東アジアの人名である。
人名
- 松尾衡(こう) - 日本のアニメ演出家
- 董衡(? - 219年) - 中国の後漢末の武将
- 匡衡(? - ?) - 中国の前漢の政治家
- 許衡(1209年 - 1281年) - 中国の元初期の学者
- 禰衡(173年 - 199年) - 中国の後漢末期の名士
その他の意味
漢字として
- 意味
- 秤、秤竿、重さを量る、バランスを取る、平らか、横、ウシの角木(角よけのためにつけた横木)、横木、柄杓の柄、冠を止めるために指すこうがい、という意味がある。
- 〔説文解字・巻四(段注本)〕に「牛の觸るる橫の大木なり」とあって、〔周礼・地官・封人〕から「其の楅衡を設く」を引用する。[1]
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文〕は、角+大に従い行が声符の形声としている。ほかに角+大+行の会意で、大はウシを上から見たところ、行は道で、道を行くウシの角を避けるための横木の意とする説などがある。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音)、訓読みは、はかり、はかる、よこ。名のりに、ひら、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 衡鑑・衡行・衡称・衡石・衡平・衡門
異体字
- 𪉗は、〔説文〕に「古文の衡、此の如し」とある古文。
- 𡙉は、〔康煕字典〕にある古文。
- 𡘻は、〔康煕字典〕にある古文。
- 𠧽は、〔字彙補〕に衡と同じとある異体字。
- 𠧲は、〔字彙補〕に衡と同じとある異体字。
- 𧗣は、〔竜龕手鑑〕や〔五音篇海〕などに衡と同じとある異体字。
- 𢔖は、〔竜龕手鑑〕にある俗字。
- 𢖍は、〔六書正譌〕にある俗字。
- 𨏎は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
関連項目
脚注
- 0
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!