2位じゃダメなんでしょうか?とは、ネットの世界ではトップを取ろうとしている人、そのために努力している人や団体などを冷やかしたり煽る時などに使うインターネットスラングの一つ。
概要
インターネット上で使われ始めたのは平成21年11月からで、元ネタは平成21年11月13日に政権与党・民主党が内閣府に設置した行政刷新会議(事業仕分け)の文部科学省予算仕分けの際に、計算速度世界一を目指す次世代スーパーコンピュータ(スパコン)の研究開発予算267億円の妥当性を審議した時の仕分け人、元タレントであり、後に日本国籍を選択していない二重国籍であることが判明する蓮舫議員の発言に由来する。
内容は、「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 2位じゃダメなんでしょうか?」である。
他に予算を削減したものとしては、探査機「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」(はやぶさは後に小惑星イトカワの地表物質を回収する世界初の快挙を遂げている)。
山中伸弥教授の京都大学iPS細胞研究チーム。(麻生内閣時代の150億円から50億円へ。後にノーベル賞を受賞)。
スポーツ振興基金やスポーツ助成事業。(後にFIFA女子ワールドカップ2011 ドイツ大会で日本代表が優勝し、なでしこジャパンとして有名になった)
スーパー堤防(東日本大震災の前)などがあり、各分野は打撃を受けることとなった。
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も、研究に必要な備品を買う費用にすら事欠き、自身の趣味のマラソンを利用してアピールを行い寄付を募る等、資金に相当苦労したことを明らかにしている。
民主党政権により研究費が3分の1に減らされた際、「iPS研究は国際競争を勝ち抜く重要な時期。せめて10年、資金繰りと雇用を心配せず、研究に没頭させてほしい。成果が出なければ10年後にクビにしてもらってもいい」と、予算削減が原因で日本の科学力が国際競争で後れを取ってしまうことへの懸念を表明している。
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関連項目
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