本田技研工業が1990年から2000年にかけて発売した水冷4気筒の250ccクラスのスポーツバイクである。すっごい回るよ!
概要
形式名称MC22(エンジンはMC14E)。CBR250Rの後継。
CBR250R(MC-19)をフルモデルチェンジしたバイクであり、ライダーの操縦技術を問わず高レベルの走りを楽しめる性能を目指し、高次元・ヒューマンフィッティングと呼称されるコンセプトに基づいて開発された。女性でも取り回しやすく、初心者向けとも言われている。その一方でハンドルの切れ角が悪いことでも有名で、最小旋回半径は2,9mとリッターSS並み。
エンジン出力は前期(1990~1993)で45馬力。後期(1994~2000)は馬力規制がかかり40馬力、出力特性も変更され、中低速を意識したセッティングとなっている。また、レブリミット19500回転の超高回転型のエンジンを積んでいる事でも有名。10000回転からその実力を見る事ができる。
NSR250R、RGV250Γ、TZR250Rなどの同時期に発売された2stレーサーレプリカの影に隠れてしまっているが、実は4st250cc最速である。それでも2stより遅いって?あなたとは違うんです。
超高回転型ではありながら、他社の高回転エンジンに比べ耐久性が高く、10万キロ超えもチラホラ聞く頑丈なエンジン(MC14E)を積んでいる。「サウンドを楽しむバイクだ。」と言われる事もあるほどそのエンジンサウンドは官能的。
ニコニコ動画ではこのバイクのユーザーに紳士が多いことで有名。特にムラ氏はこのバイクを購入し、レストア(痛車化)をしていく様子を公開している。
そして2016年、新たな「RR」の息吹
2016年7月25日、インドネシアにあるホンダの合弁会社・ピー・ティー・アストラ・ホンダ・モーター社から、完全新作のCBR250RRが発表された。
エンジンはヤマハ・カワサキと同じく並列2気筒エンジンを採用、現行のバイク向け排ガス規制・ユーロ4をクリアしつつクラストップの性能を狙った、としている。かつてNSRシリーズやAX-1・ディグリーに採用していたニッケル・シリコンメッキシリンダー(NSシリンダースリーブ)や直押しバルブ駆動を再び採用、一方でCBR250R(MC41)で使ったオフセットシリンダーはあえて使わず、耐久性の高い仕様となっている。
東南アジア中心に盛り上がっているAP(アジアプロダクション)250クラス、正式にMFJのレース規格となったJP(ジャパンプロダクション)250クラスを制覇すべく鋭意製作中とのこと。
フルデジタルのメーターに刻まれた回転数は16,000。レッドゾーンの表示はなし。2気筒でもすっごい回るよ!→インドネシアで先行発売された公道仕様ではレブリミッターは14,000回転に設定されています(が、レーシングキットを組んだらどうなるか?)。
既に先行予約は締め切られ、初回生産数3,500台を上回るオーダーが入っているそうである。レースを1年間オーバーホール無しで戦えるほど気合いの入ったマシンであり、後々ホンダの首を絞めることにならなければい良いのだが・・・・・・。
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http://www.goobike.com/bike/stock_8502051B30110524001/
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関連項目
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