この記事では2について扱う。
概要
前身
2013年に公開された『マン・オブ・スティール』から始まるDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)を前身とする。
詳細は該当記事を読んでほしいが、ユニバースものとしては様々な問題があり、2022年にピーター・サフランとジェームズ・ガンを2トップとして大幅な再編がされることが決定した。
そして、ジェームズ・ガンが掲げたのが「DCユニバース」という名前である。これまで使われていた「DCエクステンデッド・ユニバース」はそれ自体公式から出されたものではなく、報道の中で作られていたものであったため、ここで初めてDCコミックスの実写映画が共通して持つ世界観の正式な名称が定められたことになる。
ユニバースの拡大
DCユニバース誕生以前、DCコミックスとワーナー・ブラザースは、映画とネット配信ドラマを中心としたDCEUと並行して、実写ドラマシリーズでも世界観を共有する作品群として「アローバース」というユニバースを制作していた。
「DCエクステンデッドユニバース」と「アローバース」はほとんど交わることはなく、『ザ・フラッシュ』などの両方のユニバースで同時並行的に展開される作品やキャラクターも存在した。
DCユニバースではこれらの作品展開のほとんどを統合し、DCユニバースは映画・テレビドラマ・アニメーションまでも含む作品群となる予定である。ただし、『ザ・バットマン』や『ジョーカー(映画)』のシリーズは「DCエルスワールド」として別ユニバースのまま継続する。
DCEUからDCUへ
2023年1月の発表で、DCEUの根幹であったスーパーマンの物語をリブートさせるなどのユニバース全体の部分的なリブートが明かされた。
ジェームズ・ガンは2023年6月公開の『ザ・フラッシュ』をもって世界観をリセットする予定であると明かしている。『ザ・フラッシュ』は原作コミックスでも世界リセットのきっかけとなったエピソードを持つため、ユニバースのリセットには最適であった。
そのうえで、2025年公開予定の『スーパーマン レガシー』をDCUの真の始まりと位置付けている。
DCU所属作品
第1期 『神々と怪物(Gods and Monsters)』
- 「クリーチャー・コマンドー」 アニメ作品
- 「ウォラー」 スーサイド・スクワットやブラックアダムで登場した女性アマンダ・ウォラーの物語
- 『スーパーマン レガシー』 以前から言及していた新しいスーパーマンの物語。【DCUの真の始まり】2025年7月11日公開予定
- 「ランタンズ」 HBO。二人のグリーンランタンの物語
- 『ジ・オーソリティー』実写映画。コミック「ワイルドストーム」が原案で、崩壊した地球を救おうとするヒーローチームの話
- 「パラダイス・ロスト」テレビシリーズ。ワンダーウーマンの故郷を舞台とした話
- 『ブレイブ&ボールド』実写映画。ブルース・ウェインとその息子ダミアン・ウェインの話
- 「ブースターゴールド」HBO。未来の技術をもって現代にやってきてヒーローになろうとするペテン師の物語
- 「スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー」クリプトンで育ち、母星が崩壊するのを見たスーパーガールの物語
- 「スワンプシング」スワンプシングという怪物のオリジンを描く、ダークなホラー作品。DCUとは外の作品になるが、何らかの関係性を持つ
関連項目
- 0
- 0pt