概要
7.62×51mm弾を使用するフルオート小銃、現代で言うバトルライフルである。
第二次世界大戦末期にモーゼル社にて「StG45」として開発されていたアサルトライフルを、戦後スペイン政府の兵器研究機関「セトメ」に渡ったスタッフが7.62×51mm弾仕様として完成させた物をベースに、武装の国産化を目指した西ドイツ政府の主導の下、軍用にH&K社が再設計した物で、1964年から96年までドイツ連邦国境警備隊、ドイツ連邦陸軍で制式小銃として採用された他、中央・北ヨーロッパやミャンマー・タイ等でも輸入、ライセンス生産が行われた。
特徴
ローラーロッキングと呼ばれる割と珍しい反動遅延方式を採用しているのが特徴である。
長くなるのでここでの詳しい解説は省くが、この構造は銃身を完全固定することができ、ボルトはほぼ前後だけの単純な動作しかせず、反動利用式であるので当然ガスポートやバイパスチューブ、ピストンなどの銃身に悪影響を与える要素が存在しない為、自動銃としては最も精度的に優れていると言える。
しかし、大口径強装の弾薬の反動を遅延させている為にコッキングレバーが重く(いや重いなんてもんじゃない、動かない、冗談じゃなく、ようやく動いた瞬間「やべ、壊した・・・」と思うレベル)操作性が悪い。
バリエーション・派生銃
PSG-1
上述の通り精度的に分がある構造の為、狙撃銃バージョンは単にスコープ乗せただけの物を初めとして多い。
MP5
他、ベルト給弾式に改修した機関銃モデルや5.56×45mm弾仕様の本格的アサルトライフル版、ライセンス生産地での改良モデルや、民間向けのセミオート限定モデル等多岐に渡る。wikipediaの項目を見て目を痛くしよう(提案)。
関連動画
関連項目
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