SA帰航とは、へーち氏制作の東方GTA動画の一シリーズである。
あらすじ
突如SA州への転勤を言い渡された“死神”小町。
右も左も分からない現代社会と、知り合いの幻想郷住民に99.9%良く似た別人。
そしてその中の一角、紅魔館に良く似た、それでもどこか違う「紅魔street」を舞台に“死神”小野塚小町の奮闘を描く。
特徴
この作品は九話からとそれ以前で編集の方法が違う。
一話から八話まではストーリー構成を原作準拠とし、小町の行動もほぼ作者自身の操作によって行なわれていたが、九話からは一転。
映像の殆どを撮影するようになった他、セリフ表示がふきだしに変わり、銀魂っぽいツッコミが付くようになった。
さて、この一~八話なのだが、特筆すべき点がいくつかある。
まずは、演技力。この辺りの小町は手動で動いている筈なのだが、実に生き生きとロスサントスの街を動く。
例えば始めて乗る自転車にふらついていたり、道路を渡る際に左右を確認していたり……
一見不必要にも見えるこの行為こそが、小野塚小町のキャラクターを魅力的に引き立てているのである。
また他にも、配役や会話の素晴らしさが挙げられる。
紅魔streetにしろ何にしろ、それは良く似た別の組織でしかない。
しかしそれでも既視感はあるし、同じような物だと見てしまう。そこに一石を投ずるのである。
全く持って配役の妙と言う他無く、この作品最大の特徴と言っても過言では無いかもしれない。
そして会話。原作ミッションを利用する性質上声が入るのは避けられない訳だが、「これ原作のセリフからでも、意訳すればこんな意味になるんじゃね?」と言うのがしばしば出てくる。
これもやはりセンスと言う他無く、小気味の良い会話はともすれば退屈になりがちなミッションに花を添えてくれる。
九話以降は、前述の通り完全に撮影編集された映像を使っている。
セリフ等も見やすくなり、テンポの良さにも磨きがかかった。
十話でついたOPEDは必見。センスが良い。と言うか、趣味が良い。
登場組織
紅魔street
レミリア “吸血鬼” スカーレットが纏めるギャングファミリー。
近年は衰退していたようだが、小町の助っ人により盛り返してきた。
当初は孤児院のようなものだったらしく、レミリアを個人的に慕っている者が多いのも特徴。
洩矢隊
SAの州軍。即ち軍事力は神が与えたもう力である。との事を信条としている。
本来ギャングである紅魔streetとの接点は無いはずであるが、そこはそれ、立場を超えた恋愛と言う奴である。
なおこの世界、文化レベルは80’90’年代のアメリカとほぼ同じであるが、機械工学が異様に発達しているらしく、光学迷彩やアンドロイドなるものが普通に出てくる。
もちろん洩矢隊もその例に漏れずそう言った「何かしら」を持っている。形容はしがたいが……
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関連項目
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