Sm-GrF“GRANVIA F”／グランビア・Fとは、『R-TYPE』シリーズに登場する潜水艦のような戦闘機である。
最新の対流型自動推進システム「ダイナコア」が搭載された潜水艦である。開発コードは、「ハイドロ・フォビア・グランパス」とされ、通称は「グランビア」。
潜水艦としての形状をしており、実際に高い水圧下での作戦遂行能力を持つが、内部は次元戦闘機である。
この機体のコントロールサブユニットには、人類外のテクノロジーが使われているという噂があるが本当のところは、誰も知らない。
機体解説
R-TYPE TACTICS Ⅱで登場した「海底大戦争」の自機をモデルにした潜水艦で、R-TYPE FINAL 2.5にてSTGとしてのR-TYPEにも遂に登場を果たした。TACTICSでの活躍はRの系譜を参照されたし。
本作では潜水艦の形状をした次元戦闘機であるとされており、当然ながら宇宙空間等を自在に飛び回ることができる。その姿はTW-2に負けず劣らずシュールである。
性能に関してはかなり癖が強く素直に強機体とは呼べないもので、TACTICS並みの大暴れを期待していたユーザーからは落胆の声も上がっている。波動砲はかなり強力な部類ではあるが問題はフォースであり、海底大戦争における3種のメインウェポンを再現した関係上、どのレーザーも水平方向に攻撃するものがそろっており上下への対応力が致命的に欠ける。元ネタでは上下は爆雷や対空ミサイルなどのサブウェポンでカバーできたが、本作の仕様ではサブウェポンたるミサイルは一度に1種類しか使用できないため、フォースの攻撃範囲の穴を埋めるに至らないのである。ただしこのフォースには後述する唯一無二の特性を備えており、使いこなせば他の機体では真似できない独特の立ち回りが可能である。
武装
4ループMAX。
元ネタである海底大戦争のラスボスの名を冠する強力な波動砲。
性能的には圧縮波動砲系に近いが使い勝手はかなり異なる。威力はそれらの波動砲とは段違いであり、圧縮波動砲系の弱点である時間火力がある程度改善されている。
発射時に機体の前方のカバーが外れて砲身が露になる演出がある。
海底大戦争のメインウェポンがモチーフの魚雷型のレーザーを発射するフォースで、魚雷である理由は「光学兵器の威力が照射後に液体内を進むにつれて減衰するのを防ぐために魚雷状の構造物にエネルギーを封じ込めて射出する」と説明されている。各レーザーは攻撃範囲が水平方向に偏っており、さらに威力が微妙であまりあてにならない(減衰するのを防ぐとはいったい……)。
特筆すべき特徴は分離時にミサイルを発射することができる点である。発射間隔などは本体の分とは独立しているため、追尾ミサイル改などの強力なミサイルを一度に2セット分扱うことができる。特に究極互換機ではあのバルムンクを2セットというインチキも可能（視界が非常に悪くなるので割と取扱い注意な組み合わせだが…）。
また、サイクロン・フォース同様に引き戻しのキャンセルも可能であり、総じて分離状態を基本に扱う設計になっていると言える。
速射魚雷
水平方向に直進するシンプルな魚雷を放つ。連射力はかなりあるがそれにしたって威力が低すぎる。とはいえ他のレーザーが威力の割に大振りなので相対的には一番扱いやすい。
水平方向に直進しながら上下に広がる衝撃波を巻き起こす魚雷を放つ。一度に画面内に一発ずつしか発射できない割に威力がかなりしょぼいが、攻撃範囲はかなりある。TACTICSではチャージ兵器として猛威を振るった超音波魚雷であるが、本作では一般的なレーザーに組み込まれたため弱体化が著しいと感じるだろう。元ネタと比べても、衝撃波が消え切らないと次弾が発射できないためかなり使いづらい印象を受ける。とはいえ他のレーザーが水平方向特化なので一応上下方向に対応できるこのレーザーは重要である。
散弾魚雷
水平方向に暫く直進した後、前方に4発の光弾をまき散らす魚雷を放つ。直進中の当たり判定は狭く炸裂後も前方にしか広がらないため、黄レーザーとしての上下対応能力は皆無と言っていい。とはいえ他のレーザーが絶望的に低い火力しか備えていない中で、接射を用いれば比較的まともな火力を発揮できるこのレーザーは重要である。
上方向に4発の追尾ミサイルを発射する。TP-3の垂直打ち上げ式ミサイルに似ているが接地時の爆弾攻撃はない。威力は1発当たり普通の追尾ミサイルと変わらない程度にあり、垂直打ち上げ式ミサイルよりも高い。対象の下部に取り付いて連射すればサブウェポンとは思えないほどの火力を発揮しうる。
本機において上方向をカバーするこのミサイルは相性がいいと言えるが、反面下方向に対して絶望的に弱くなってしまう。
水平方向に、敵を捕捉してカーブする魚雷を発射する。魚雷は敵に命中すると爆風を起こし小範囲を巻き込む。威力、発射間隔ともに上々であり、かなり頼りになるミサイルである。
なのだが、本機においては水平方向への攻撃力があってもあまり有難くないのが実情。ビジュアル的には最高に映えるのだが……。
追尾ミサイル改
貫通力のある敵追尾ミサイル。通常の追尾ミサイルよりも大型。
追尾性能も高く、雑魚掃討に威力を発揮。稼ぎプレイ時の非推奨。
威力もさることながら発射してすぐに後方に向くほどの感知範囲があり、本機の穴を埋めるならこれがお勧めである。
真下方向に爆弾を投下する。
下方向に対する信頼性は高いものの、本機では上方向がガラ空きになってしまうのでステージはよく選ぼう。
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関連項目
| R's MUSEUM | ||
| No.102 TP-2M2 SEA TIGER |
No.103 Sm-GrF GRANVIA F |
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