民度とは、ある地域や集団の住民、民族、出身者等の知的水準、モラルの高さ、文化水準の高さのこと。インターネットで盛んに用いられている単語の一つである(が、いわゆる「ネットスラング」ではない。)「この国は民度が高い」「この界隈の人間は民度が低い」などと使う。
概要
意味合いの強さの割には、その本質についてあまり掘り下げられているとは言えず、使用に慎重を要する単語の一つである。相手の顔が見えない、匿名だから、などと軽い気持ちで、ある特定の集団(国とまでは言わない)を指し「~は民度が低い」などと揶揄することはあまり褒められることではない。その言葉を引き金に、自分の知らないどこかが焼け野原となる可能性もあるからだ。もしもそういった表現を用いるのであれば、相応の覚悟や物事に対する確信(真っ当な自己研鑽を根拠とする揺ぎ無いもの)が必要だろう。
本当に「民度」という言葉が適切ですか?
「民度が高い(低い)…」と思わず言いそうになった時、少しだけ立ち止まって考えてみよう。他にも便利な言葉がなかっただろうか。たとえば、…
どこまで考えてもこの言葉(民度)の他にない、と思う場面はあまり多くないはずだ。少なくとも、各々がそのように考えることが、民度という言葉の価値を高めるはずである。
関連項目
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