ニコニコ大百科

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　この海戦は第一次世界大戦のアドリア海における最大の海戦だった。そして、それはオーストリアの勝利となった。　
　これにより艦隊司令官のホルティ大佐は英雄としてオーストリア＝ハンガリー帝国中に知れ渡ることとなる。

　だが、海峡封鎖を突破できたとはいえ、オーストリア海軍上層部は主力艦隊を動かせるほどの好転ではないと判断し、結局、船を動かさない現存艦隊主義を取り続けることになる…。（終）

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ぶーふん

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>>3832205補足

　司令官のホルティ大佐。
　歴史的には、むしろ第二次大戦当時のハンガリーの指導者、ホルティ“摂政”として有名です。
　
　実は第一次大戦後にオーストリア＝ハンガリー帝国は分裂崩壊しちゃうんですが（ネタバレ）
　ハンガリーは、どうもまだ帝政に少し未練があったようなのです。
　というのは貴族の人数的にはオーストリア系よりハンガリー系の方が多かったそうで、ハンガリーこそ帝国の中心という発想があったからだそうで
　なので、元首の称号が「摂政」という不思議な国家となったんですね

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　ちなみにこのホルティ提督は貴族出身でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ２世の侍従武官を務めたこともあり
　とても気品ある紳士的な人だったとか。

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訂正　
×　フランツ・ヨーゼフ２世
○　フランツ・ヨーゼフ１世

527

55

77

67％が近いと聞いて

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びーふん

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ちなみに
第二次大戦時のハンガリーのホルティ摂政の行動ですが
当初ナチス・ドイツに協力して枢軸国陣営の国だったんですが（枢軸国は日独伊だけじゃないんですよ）、戦況が悪化したのを見て単独講和しようとしますが
が、ドイツはそれを察知。軟禁され、国土はドイツ軍に占領されます。

そして、第二次大戦後に解放されますが、そのころにはハンガリーは共産主義国家となっていました……

けっきょくポルトガルに亡命し、そこで亡くなります……。
祖国を２回も失ったことになりますね。この時代、それはそこまで珍しくないんですが…

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歴史は大国の歴史もおもしろいが

大国と大国に挟まれた“小国”の歴史も、とてもおもしろい
悲惨なことも多いが、エキセントリックな動きをしたりするからね

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ひーｈん

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教科書には
オーストリア＝ハンガリー帝国が崩壊した後は

ハンガリーって、ハンガリー動乱くらいしか出てこないよね
その間のハンガリーは何もしてなかったとでも言いたいのだろうか？

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