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キルヒアイスが生き残るルートの場合は逆にラインハルトが死ぬルートだろうな。とは思う。
作者的には生きていたら対立しているんだっけ？
でも、キルヒアイスが他者を巻き込んでラインハルトと戦うとは思えんから、ラインハルトの燃え尽き症候群がもっと早く来て、アレクの後見人かアンネローゼの夫としてトップに立って未来を築く役目になるんだろうね。

キルヒアイスが生存しててアンネローゼが帝都に残ったままの状況なら寧ろ燃え尽き症候群に陥る事なく本編より寿命が延びていた可能性がある。

ラインハルトが燃え尽き症候群に陥ったのはキルヒアイスとアンネローゼを失った喪失感から抜け出せなかったのが大きな要因だから子供時代のように二人とまた仲良く過ごせるならそれで満足したと思う。結局ラインハルトにとって何より大切だったのはキルヒアイスとアンネローゼの二人と過ごす時間だった訳だし。

キルヒアイス自身には政治的な野心なんかなかったわけだし、軍団のナンバー2なんて地位に据えずに「ラインハルトの親友にして秘書官」みたいなポジションにしておけば、末長く共に人生を送れたんじゃないかって気はするんだけど……それでもアンスバッハがラインハルトを討とうとすれば身を挺して庇うよね。

キルヒアイスが完全に民間人が地方公務員でもない限り、結局のところは運命は変わりようがなかったんじゃないかな。
でなければ、キルヒアイスが生きてる代わりにラインハルトが暗殺されて終わるか。

キルヒアイスが主役だと強いし賢いからすごく安心して見てられる

それは波乱が無いという事でもあるから
早期退場は物語的には順当だったと思う

作者は5巻の後書きでキルヒアイスを早く死なせすぎた事に後悔していた旨を記載してる。
少なくとも5巻でラインハルトが皇帝になるまでは生かしておくべきだったとも語ってるし、また生死が逆になる方がモチーフ的には良かったんじゃないかとも語ってる。
裏を返せばラインハルトが先に死ねば今度はキルヒアイスが死ぬ番で、銀河の統一の為に戦い続けて最後は力尽きて死ぬ、史実の諸葛孔明みたいな最期になりそう。

https://gingaeiyuudensetsu01.blog.fc2.com/blog-entry-101.html

ラインハルトとキルヒアイスの生死が逆だった場合、数行でまとめられたマヴァール年代記の後日談みたいのが銀英伝本編ってことになりそう。

キルヒアイスの方が生きていて、旧ラインハルト軍団を束ねる立場に立った場合だと、ロイエンタールに謀反を起こす展開も割と自然になるな。「俺はキルヒアイスに忠誠を誓った覚えはないし、その筋もない」ってところだろうし。
あと、ラインハルトに代わる権威としてアンネローゼが擁立されることにはなるんだろうけど、そうなるとキルヒアイスとアンネローゼの関係性がかなりデリケートな問題になる。

下手すると、史実ルートよりも軍団運営が難しくなって、最終的には新帝国自体が瓦解しかねないな。ラグラングループ壊滅後のシリウスみたいに。

>>368
確かにロイエンタールにとっての主人はラインハルト一人だけだけどカストロプ動乱以降キルヒアイスの実力と人望を高く買ってたし少なくともミッターマイヤーは受け入れるだろうからあいつが受け入れるなら俺もって流れで割とあっさり従うんじゃないか？

キルヒアイスってヤン並かそれ以上に謀略や政略を嫌う潔癖症だからラインハルトの地位を引き継いだ場合オーベルシュタインやルビンスキー含めたフェザーンの役人、それとラングみたいな出世欲の強い連中からは反感を買うことになりそう

キルヒアイスって実戦部隊の将兵、それと内戦時に制圧した辺境星域の住民からの人望は厚そうだけど、帝国中枢部の富裕層とか官僚機構とか、そういう政治と経済に関わる一筋縄ではいかない面々からはどのくらい支持を得られるのか。

フジリュー版ではラインハルトを覇道、キルヒアイスを王道と分けていたけど、「生きて軍団を率いるキルヒアイス」はラインハルト以上に覇道というか武断主義を取らざるを得なくなっていくかも。

銀英伝が著作権切れになったら、キルヒアイスが人生ニ周目を生きる創作がたくさん書かれそうだ。

艦名も赤毛繋がりなんだ