ニコニコ大百科

何だかんだいって同盟は焦土作戦に（当面は）対抗できるだけの物資をかき集められたわけで、迎撃作戦の成否は補給部隊を前線に到着する前に撃滅できるかにかかっている。相手が護衛艦26隻という舐めプしてくるなんて予測できない以上、可能な限り（余剰兵力がなくなるくらいの）戦力を預けるしかなかったんじゃないかな。
最重要とはいえ主戦力ではない以上、ラインハルト自身が補給部隊撃滅に向かうわけにもいかんし。

アムリッツァの別働隊は同盟軍の決断がもう少し早く撤退に向かったらそこで袋の口を締めて殲滅するための軍にもなるんだから、規模が大きいのは当然だろう。最悪、糧食不足で士気が低い&急な撤退で軍組織にも混乱ありという条件とはいえ、10万隻近い艦隊相手に本隊が後背を襲うまで遅滞戦闘しなけりゃならん。

生きてたらラインハルトとヒルダは結ばれなくてアンネローゼとキルヒアイスの子供が帝位継いでそう

ラインハルトの心に穴が空かないからヒルダの役割も違っていたし、
直接のきっかけとなる弑逆未遂事件の夜の出来事も起こらないからね

まあ、本人がどこまで意識してるかはともかく、初対面の締めが「今度一緒にお食事でもどうですか、お嬢さん」なので、紆余曲折あっても最終的にはくっついてたんじゃないかな、カイザーとカイザーリン。キルヒアイスが生きてるなら、結婚に対する罪悪感もないだろうし。
（アレクが生まれるかどうかはともかく）

>>335
キルヒアイスが生きててアンネローゼと結ばれた世界なら
公人としての婚姻の要請を煩わしく思いつつも「別に無理になんて言うつもりはないけど、ラインハルトがいいお嬢さんと幸せになってくれたら嬉しいな〜」という姉からの穏やかな圧力を受けて、相談相手になるのはヒルダ(とサブでキルヒアイス。サブなのは意見としてはアンネローゼ側に付くから)だろうなあ。

でその辺りの話が進んでいくとくっ付く相手も当然ヒルダ。そして、実は最初からそうなるだろうと予想してるアンネローゼ。
このルートだと「あんな形で相談しておいて、今さらヒルダに告白など失礼ではないだろうか」とか悩むラインハルトが見られる。後は寿命の問題かぁ。

>>336

ヒルダ「姉君からの結婚圧が強いとのお話ですが……うかがいますが、どういう女性がお好みですか？ 参考までに、教えていただきたいものです」
ハルト「べつに条件なんかない。そうだな、フロイラインみたいに頭がよくて、気だてがよければ十分だ」
赤毛（……なんでスルーすんだよ。今の普通に告白だろ）

こんな感じか

ラインハルトがあまりにも勝ちすぎてるからハンデで殺された感がある

その後の展開を見るとあまりハンデにならなかったけど（ラインハルトがどう思ったかはともかく）

生涯に渡りラインハルトを完璧に補佐したのは確かだが
ラインハルトはキルヒアイスがいないならいないで独力で何とかしてしまうからな
「いないと無理」ではなく「いると凄く楽が出来る」という感じ
キルヒアイス退場後のラインハルトが精彩を欠く部分があるとすればほぼ精神面の話だろうなあ

>>338
実際バランスをとるために退場させたって書いてある

キルヒアイスが生きてたらヤンが無敗じゃなくなってた可能性ぐらいはあるけど
ラインハルトがやることなすことほぼすべて成功してるからあまりハンデになってなくね？ってのは確かにある

ラインハルトの成功も結局のところは薄氷の上に成り立ってるし、そうなるとヤンの蠢動による躓きはいつ破局に至っても不思議はなかった。ラグナロック作戦時の輸送船団壊滅がその良い例ね。
キルヒアイスが生きていれば、ヤンハンターとしてその躓き発生確率を押さえられても不思議はない。

だから逆に、ラインハルトがヤンに対して持っていた最大のハンデを奪われたと言っても良いんじゃないかな。

仮にリップシュタット以降も生存してたら帝国軍は
三元帥にキルヒアイス元帥を加えた四元帥体制にでもなったのかな？
それならオーベルシュタインとしても誰かがナンバー２として突出するのを牽制できるし
キルヒアイスも３人だとギスギスしがちなところに
バランサーとしてうまく調整してくれそうだし

新版アニメを視聴してラインハルトが墓参りに赴くシーンでちょっとよそ見したら
いつの間にか演出で同盟サイドでのヤンの墓参りにシーンが切り替わってて
「なんだラインハルトの奴、キルヒアイスを共同墓地に埋葬したのか？」と軽く二度見して
並んだ墓石にジェシカの墓碑銘が刻まれてたところでようやく勘違いに気付いた

>>342
階級的には確かに四人ならびにはなるが、オーベルシュタイン言うところのナンバー2にならないわけではないだろうね
オーベルシュタインが突出したナンバー2の存在を問題視するのは権力と人望の合致にあって、
つまりトップの代わりになりうる人望の持ち主がトップに次ぐ権力を持っていること自体が危険なので
アムリッツァ後みたいに公的な判断についてラインハルトに直言できる個人的関係と最高位の軍事的地位を併せ持つ限りは警戒され続けると思う

その点で言えば、オーベルシュタイン自身はどれほど権力を持っても危険なナンバー2にはなりえない
誰もオーベルシュタインを担いでラインハルトに取って代わらせたいとは思わないからな
（当人もそれがわかっててあえて色々やってるところがありコイツ本当さぁ……となるのだが）

バランスを取るんならキルヒアイスを退場させるんじゃなくて、同盟側にキルヒアイスクラスの超新星を出すべきだったな。
アムリッツァで頭角を現した佐官クラスとか、内乱後の人材不足で抜擢された新人とかいくらでも出せたろうに。

それ、アッテンボロー……まあ、「バイエルラインと同格」って評価に落ち着くんだが。

アッテンボローがバイエルラインと同格って言う地の文での評価は昔からファンの間じゃ議論の対象になってるからなあ。
物語的にはユリアンにヤンの後継者をやらせるために、ヤンとユリアンの間に立つ人間を敢えて空白にしなくちゃいけなかった事の割を食ってるイメージがある。
それこそアッテンボローをキルヒアイスや双璧を引き受けられるぐらいの能力にしても物語のバランス的には全然問題無かったと思うよ。

其処が同盟のかつ、ヤンの限界だったしな。ヤンは民主主義の吟持を護る故に最後まで権力の暴走(行使)をせず、アッテンボローは「劇中最強の分艦隊司令」で終わってる。

ヤンが独裁者(人事・任命権の行使)として早くから立ってたらラインハルトに対するキルヒアイスほどでなくても、双璧と同格にはなってるな。

>>345
それこそ劇中のキャラクターだとラップが生きていれば、その立ち位置になり得た可能性もあるわけだしな

あくまでも仮定でしか言えないけど

>>342
リップシュタット後　キルヒアイスのみ元帥+三長官兼任に
皇帝即位後　キルヒアイスを帝国宰兼三長官兼任に
同盟征服後　キルヒアイスを帝国宰相兼新領土総督に
こういう馬鹿人事をやりかねないのがラインハルト

ぶっちゃけ皇帝ラインハルト+ほぼ同格の共同統治者キルヒアイスでも二人が健在なら宇宙は問題なく回るんだよな…

キルヒアイスが死んだのはバランスとるためじゃなくて
金髪に一生モノのトラウマ負わせるためでしょうよ

>>352
担当編集者が「3巻で打ち切り予定だった作品を引き延ばすに当たって帝国と同盟のパワーバランスを取るためにキルヒアイスの退場を依頼した」って暴露してる

田中芳樹作品に出てくる「造物主の悪意」って編集者のことだったんだな……

編集の言い分以外にソースがないなら何の信憑性もないな
作者本人が言わないといくらでも盛れる

>>355
原作者監修の公式ガイドブックに載った記事に信憑性が無いって言ううなら何に信憑性があるんだね

編集が口出ししなくても遅かれ早かれキルヒアイスは退場してたろうなと思う

>>357
確か10巻のあとがきかなんかで「仮に最初から銀河英雄伝説を書き直すとしても必ずキルヒアイスは途中退場するだろう。ラインハルトが皇帝に即位した後辺りで」みたいな事は書いてた

キルヒアイスはラインハルトが少年期を脱し大人になるために作られたキャラなので死ぬのは当然と言える
完璧超人なのも途中離脱することを考えればちょうどいいバランスだろう
もしわずかでも生かす可能性を考えて作られたならもう少し欠点のある人物像になっていたはず

イワン・コーネフと言い良い人で優秀なのが早死にしてるよな。新帝国のミッターマイヤーやミュラーも割とハイスペックだけど