お笑い(おわらい)とは、「笑い」という言葉に丁寧に「お」を付けたものである。笑い→お笑い
そこから派生して以下の意味でも使われる。
ここでは、1の項目について説明する。
「お笑い」という単語は、漫才、コント、漫談などの総称として用いられることが多いが、特にテレビ番組やステージ上で行われる漫才・コント・バラエティ番組をさす。これが漫画などになるとギャグやコメディ、映画やドラマなどになるとコメディといった表現になるが、基本は同じ概念である。
お笑いの媒体として有名なものに、喜劇、漫才、漫談、コント、落語などがあり、それらはだいたい泰平な世の中に訪れるメディアである。一方、それが政情不安や戦争といったふうに、泰平さが乱れると社会風刺といったものにベクトルが向き、単に笑えるだけのものではなくなってしまう傾向が世界的に見られる。
笑いの概念を研究した有名な人物に落語家の桂枝雀がおり、彼の主張的な概念である「緊張と緩和」は頓に有名。これは柳田國男が提唱したハレとケに似たものがあり、日常は空気が張り詰めた堅苦しいものに対し、お笑いはそれとは対極に存在するもの。つまりは、いわば働きっぱなしの脳を解放させ、リラックスさせてくれる一種のカンフル剤、あるいは清涼剤のようなものだと答えている。
枝雀はその概念をわかりやすく「面白いところは『あは、あは』と笑って下さい、それでいいんです」と返しているが、つまりはそういうことであり、お笑いとは本人の感性の受容でしかないのである。よって、ある人が面白いと思っても、別のある人には「何が面白いの?」となることも多々あるし、それは仕方ない。
そして、お笑いでお金を稼ぐ人のことを、「お笑い芸人」(もしくは、単に「芸人」)という。最近は、テレビ局による安易なお笑い芸人の起用に対し、批判の声も上がっていたりするが、その根底には「こいつの何が面白いのかが分からない」という、不確定な要素を受容できない人が一定数存在するからである。
それゆえお笑いで生きるコメディアン、お笑い芸人、ギャグ漫画家たちはイップスに陥りやすい(ダウンタウンなどもイップスで悩んだことがあると答えている)。自分のお笑いの感性に同意してくれる人が多いほど、自分たちの芸が世に受けている(受容されている)という場当たり的な尺度しか持ってないゆえに、一度、それが受けないと次は何をしたらいいのか分からなくなるからである。
また、芸風に疑問を持ち続ける人も多く、ある年齢を境に芸風を変えたり、ギャグ漫画家などでは鬱を患うことも珍しくない(小林よしのり、楳図かずお、古谷実などギャグ漫画家が両極端の作風を持つのはその人格崩壊を防ぐためともいわれている)。路線転換した有名な芸人にはラサール石井、伊東四朗、月亭方正、片岡鶴太郎などがいる。
ではなぜお笑いという概念が生まれるのか、それを暴こうとしたのも桂枝雀であり、彼は落語を4種類の噺に体系的に説いている。それが「謎解き、変、ドンデン、合わせ」という一見、何じゃそりゃ?って言葉であるが、だいたいお笑いとなるもののエッセンスがこの4つに凝縮されている。
これをニコニコ動画的な言い方に置き換えると、「ドンデン」は「衝撃のオチ」あるいは「どうしてこうなった」、「謎解き」は「その発想はなかった」、「変」は「嫌な予感しかしない」「作者は病気」、「合わせ」は「ですよねー」に合致している。そしてそこにあるのは、笑いの源泉と受容体に対するギャップか融合(調和)のいずれかとなっている。
前述したとおり、笑いとは働きすぎな脳の緩和(リラックス)であり、関わってくるものは脳である。そして、人間の脳はお笑いを受け入れている間、空っぽになっているかと問われればそうではない。その本人の記憶、知識、思考が絶えず渦巻いており、お笑いを受容している間もそれはぐるぐる張り巡らされている。そして、その脳の思考で「こうなったらまさに俺の思った通り」、あるいは「どういう結末になるんだろうか、ワクワクテカテカ」という思考に対し、その笑いの源泉がぴったり合致すると「やっぱりwww」とか「ですよねーw」とかいう脳のカタルシスが満たされる。逆に乖離していると「その発想はなかったw」とか「何やねんそれw」とか「予想の斜め上すぎるw」とかいう感想を抱くのである。その裏側をひもとくと、やはり「予想」とか「発想」とはある程度、笑いを受容する人があれこれ脳で考えていることがわかるだろう。
言葉を用いない笑いもある。それがコントやコメディで用いられる道化という概念であり、俗にいう他人を食い物にした嗤いも道化の一種である。だが、それも、大本は笑いを受容する本人も「あるあるw」とか「ねーよw」とかいう本人の経験に結びつけているものであり、自分も体験したことがある動き、あるいは自分の想像からかけ離れた動きに対して笑いがとれるのであることから、その媒体が言葉から経験に基づいた体の動きにすり替わっただけである。
売れるコメディアンこそ、この法則を把握している人が多いといい、中には桂枝雀ほどではないが、しっかり黄金法則を築いている人もいたりするし、そんな意識しなくても笑いの素質がある人は、自ずとそれを実践していたりする。
逆に笑えない人たちというのは、他人の経験からミスリンクしやすい、あまりにも狭すぎる世界観だったりするものが多く、ここが売れる芸人とそうでない芸人の差ともいわれる。
ここでは、ニコニコ動画でも「面白い」として認められた動画の一部を紹介する(けど、あくまで個人の尺度でしかないことは念頭に置いた方がよい)
アマチュアといえども侮れない。ここではニコニコ動画の住民を唸らせる、才能を持ったアマチュア芸人の動画を紹介する。
掲示板
90 ななしのよっしん
2023/12/02(土) 10:59:00 ID: GHaXX/aXjn
>>88
金と玉、まんま昔のニコニコ動画でそういうのあった
(若手の頃の里見香奈が自分の疑問手に戸惑っていたのに、
動画上ではその2つの並びで興奮してるって受け止めてた)
観てたのは子供だったのかな?
91 ななしのよっしん
2024/11/04(月) 18:24:28 ID: 244KRCmcli
お笑い芸人の好き嫌いなんて自分が見て面白いかどうかだけで決めればいいのに
どっかの他人の文化祭の思い出に左右されるツイッタユーザーーと政治的な発言をしてるかどうかで評価を変えるニコニコユーザーには呆れしかない
92 ななしのよっしん
2025/01/01(水) 00:12:31 ID: 3AlO4kJGCy
やばいキャラやってて実際は大してやばい事せん芸人より素人の方がおもろい事できる奴いるんだよな
その辺に置いてある立て看板いきなり蹴り割ったり
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最終更新:2025/01/02(木) 21:00
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