つくるしかないとは (ツクルシカナイとは) [単語記事]

つくるしかないとは、サッポロビールが2007年の企業広告として出したCM「つくるしかない。」に関連する動画に付けるタグのことである。

一応、CMの正しい名称は「つくるしかない。」であるが、CMの内容から「ないものはつくるしかない」が名称だと思われたりする。

概要がなければつくるしかない。

サッポロビールは、2007年の企業広告のテーマを「ないものは、つくるしかない。」とした。このテーマに沿ったCMとして、出されたのが「つくるしかない。」というミュージカルによるCMだった。

出演者は社内オーディションによって選ばれた社員と麦とホップの生産者6人。本番まで延べ2週間(予告篇として流されたCMによれば、毎日残業時間がリハーサルだったという)というスケジュールで撮影。

一方、撮影陣はアメリカのスタッフが中心となって撮影を行った。監督はマイク・マクガイア。

このCMのロングバージョンについては、2007年の箱根駅伝の日テレの中継で放映された。

CMの一番長い120 秒バージョンでは、6つのシーンが登場している。それぞれ、「生産者やフィールドマンが働く麦畑」、「ホップ畑」、「品質の高い原料でビールをつくる工場」、「さらなるおいしさを追求する研究室」、「ビールを売る熱いセールスマン」、「大勢の人で賑わうビヤホール」である。最後にグランドフィナーレである。

注:120 秒バージョンを基に時間を追って作ってあります。

「ないものはつくるしかない。サッポロビール」というサウンドオブミュージック的なタイトルが出る。

生産者A「こんなビールが飲みたいと思ったらどうする?」「つくるしかない」

生産者(他の人も歌い出して)「もっといい麦が欲しいと思ったらどうする?」「つくるしかない」(両側から二人ずつ登場)

その後間奏が入る。麦畑の出演者は交互にジャンプしているところを写しつつ、カメラは麦畑の上に配置されてあるホップ畑へと移る。

生産者B「ほしいものがなかったらどうするの?」(このとき他の生産者はそれぞれで作業をしている)

生産者(他の人も一緒に)「つくるしかない。」(他の生産者が一斉に前を向く)

生産者「うまいビールがなかったらどうするの?」(動きまわる)「つくるしかない。」

ここで1人の生産者がカメラから見て右側のビール工場へと原料を運ぶ。カメラもそれを追う。

工場社員「つくるしかない、つくるしかない。」「つくるしかないよ。」(左から3人右から4人出てくる。原料を受け取った社員はなぜか映像からログアウトしたまま出てこない)

工場社員「本当にほしいものはつくるしかない。」

ここで工場社員がカメラから見て右側の研究所へビール缶?を運ぶ。カメラもそれを追う。

研究員A「いい麦がなかったらどうするの?」研究員B「どうするの?」研究員C&D「どうするの?」(このときビール缶?を受け取った研究員Eは一旦映像からログアウトするもまたログインする)

研究員A「いいホップがなかったらどうするの?」

研究員E「仲間と一緒に畑からつくろう!」(おいしい役だな・・・)

カメラは、下に配置されたサッポロビール本社らしき背景のところへ移動する。

セールスマン(男)「つくるしかない、つくるしかない。」「つくるしかないよ。」(終わりらへんで女性セールスマンが左右から2人ずつ登場)

セールスマン(女)「大変でもなかなかできなくても」(男性セールスマンログアウト中)

セールスマン(男)「できるまでつくるしかない。」

ワクワクさん?らしき人物が「130年ず～っとそうやってつくってきた。」と言いながら右から左へ動かしているトラックをカメラは追う。

店員&客「つくるしかない、つくるしかない。」「つくるしかないよ。」(客は中央から順に飛び上がる)

店員&客「ないものは、つくるしかない。」「つくるしかない。」

カメラは後ろへ下がる。そして・・・

出演者全員「ないものは、つくるしかない。」「ないものは、つくるしかない。」

おわり。