残業単語

ハヤクオウチニカエリタイ

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残業とは、定時以降に行う業務である。

本項では大きな問題となっている「みなし残業」「サービス残業」や対処法も取り扱う。

概要

多くの雇用されるサラリーマンOLアルバイトは、『定時』として、1日に行うべき業務の時間が細かく決められている。

概ね8時間前後であるが、日本国内の労働基準法においては、1日8時間、週40時間を基本的な上限と定めている。

しかし、使用者が、その日のうちに了させたい業務がある場合において、業務時間以上の業務を行わせる場合に、『残業』が発生し、別途その分の割増賃が支払われる事となっている。

基本的に残業は使用者労働者の双方の合意がければならないが、36協定などで事前に承認されていれば、合法的かつ強制的に残業を行わせる事も可となっている。

工場病院などの12時間固定の二交代勤務などは残業強制の上で成り立っている業務形態である。

近年では、働き方革や労働者価値観の変化、気動向や賃の上がりにくいスタグフレーションもあって、残業は好まれない傾向があり、残業時間が長ければ仕事ができる人、という認識は過去のものとなりつつある。

そもそも、長時間x残業をしてでも仕事に打ち込む事が美徳とされているのは日本人ぐらいなもので、寧ろ欧で残業時間が長い事は、1日の仕事定時間にこなす事ができないと見做され、どちらかと言うと無能扱いされる。なお、需要がでる機会や繁忙期に多く案件を取ってくることもあるが、それが多少ではなく過度な残業前提の場合は会社経営や管理判断に問題がある場合が多い。そういった事例が数度頻発する場合は、適正な会社に転職することを勧める。

みなし残業

ブラック企業「給与に残業代を組み込んでおけば、社畜定額働かせ放題だぜ!ヒャッハー!

…と思うじゃん?

 残業代が支払われない、タイムカード定時で押すよう強制されるのはブラック企業の判断基準でよくある分かりやすい話…ではあるが、さらに知っておきたいのは基本給与に残業代が含まれた「みなし残業(制度)」でも、残業代が定額の残業手当を上回る(定の残業時間を過した)場合は追加の残業代(過分)を支払う義務が生じるため、

一定額の残業代さえ払えば「定額働かせ放題」というのは実は大間違い。
さらに言えば、みなし労働でも、休日深夜の割増賃は適用される

「見込み残業」「みなし残業」「固定残業代(制度)」「定額残業代(制度)」は同じ意味。ぜひ覚えておいてほしい。過分を請する際はICレコーダーなどの録音もあると心強い。

粉飾残業のように、過少申告させる場合もある。(→粉飾残業

割増賃を含め適切に支払われていれば、みなし残業自体は違法ではない点に注意。

違法・犯罪である場合も

  • 「うちの会社にはそんな制度(手当・残業代)はない」→ 違法
  • 「どこの会社もやってるんだ、慢しろ」→ 違法
  • 「文句言っても不払い分は支払わないからな」→ 違法
  • 契約書には働かせ放題と書いてあるし、お前も捺印しただろ」→違法な契約内容は捺印後でも
  • 「文句言っても辞めさせないからな」→ 違法
  • 「辞めるなら代わりを連れて来いよ」→ そんな義務は1ミリ
  • 「辞めるなら損賠償請するからな」→ には違法性・悪質性の法的明が必要
  • も文句を言わないから違法じゃない」→ 関係ない

→ ブラック企業 の項も参照。

労働基準法の違反は犯罪である。
ちょっとした罪、少しなら大丈夫…ではない。

労働基準法は、働いている限り新入社員・パート/アルバイト派遣社員にも適用される。
稀に「研修中は社員ではない」「社員研修中は給」「社員研修の諸費用を請」といったトンデモ発想もあるため要注意。
(→ブラックバイト

明らかにまともではない企業」に素直に従ってはいけない。
待っているのはうつ病過労死自殺である。いつか報われることは絶対にない。

…というより向こうは「うつ病過労死自殺は甘え」「根性がない」程度の考えしかないし
「部品のように代わりを補充すればいい」だけ。悪人道徳倫理観を期待してはいけない。

 

でもみんな定時後に文句言わず働いてるし…

(→同調圧力

「みんなが残業しているのに自分だけ帰るのは申し訳ない」というのは、同調圧力思い込み罪悪感を利用した手口。全員がその考えを持っていれば、お互いが心理的に鎖で繋がれ動けなくなる。(悪い意味でチームワークを発揮してしまう)

が働いてるのにお前だけ帰る気か!」と社畜同士でお互いに足を引っりあう泥沼の状態もある。
恨むのは同僚ではなく企業である。標的を間違えてはいけない。

誤解のないように言えば「必ず定時で即帰れ」「仕事が残っていようが放り出して逃げよう」と言うつもりはない。明日の準備が必要だったり、残業代も含めて重な収入になっている人もいるし、残業代や各種手当が必ず支払われるならまだ救いはある。

サービス残業

残業代が1円も支払われない残業す。最も問題なもの。

残業手当が1円も出ないなら、定時でさっさと帰ってください
ブチ切れようが関係ない。転職や訴訟もお勧めします。
※会社を辞めても人生は終わりません。念のため。

「そんな会社」に罪悪感を感じる必要はありません。
むしろ罪悪感を感じてはいけない。

「これが普通」「も文句を言っていない」[1]という問題ではない。騙されるな!

互いに「先に帰るな!お前も残業しろ!」と社畜同士で足を引っりあう
→自分達に怒りの矛先が向かず、サービス残業によって増えた利益は上層部や経営者の懐へ入る
→上層部や経営者もニッコリである。(全ての元凶

ブラック企業 の項も参照。(大切な事なので2度言いました)

 

有給休暇 の項も付随的にオススメしておきたい。
 (サービス残業だらけの企業普通有給を取得させるとは思えないため)

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関連項目

脚注

  1. *他の社員も洗脳されているか、既に「言っても駄」「現状が変わらない」と諦め果てているためを上げない。
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最終更新:2024/03/19(火) 11:00

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最終更新:2024/03/19(火) 11:00

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