つけナポリタンとは (ツケナポリタンとは) [単語記事]

つけナポリタンとは、静岡県富士市で好評売り出し中のご当地グルメである。

概要

モータリゼーションの発達により活気を失ってしまった富士市の吉原商店街の活気を取り戻すべく、テレビ東京の「チャンピオンズ」という番組で誕生したご当地グルメ。その名の通り、麺をトマトソースベースのスープに浸して食べるつけ麺の形をしている。当初はチャンピオンズで出場した「コーヒーショップ　アドニス」のみの販売であったが、多くの客の要望に応えるべく、他の店舗でも提供が行われるようになった。

ただし、静岡県でテレビ東京を視聴できる環境はわずかな為、その知名度は極めて低い。

定義

店ごとの特色を出すことを念頭におき以下の定義を定め、それ以外は基本的に店の裁量に任せている。

定義１：スープは「トマトスープ」をベースとしたダブルソースであること。
定義２：麺とスープを分離させた「イケメンつけ麺スタイル」であること。

この二つを満たし、つけナポリタンの推進団体に名乗り出れば、元祖つけナポリタン（アドニスのオリジナルレシピ）の講習を受けた後に提供可能になる。

しかしアドニスの製法に合わせる必要はないため、富士宮やきそばでは考えられないことだが店によって具はもちろんのこと使用している麺すら異なる。アドニスで使用している麺はつけナポリタンように作られたもっちりした太目の特注麺だが、通常のパスタ（平麺や極細麺「カッペリーニ」など）を使用している店や富士宮焼きそばの麺を使用している場所もある。

また店によって差がつく物にスープがあるが、こちらも鶏ガラスープをブレンドしていたり魚介類スープだったりと様々。具材もチキンや牛筋、豚の脂身や大きなエビなど、店ごとに全く異なる。味も酸味が強い物があれば本物のナポリタンのように甘めに作り、ソーセージやピーマンを入れてナポリタンっぽくしている物など様々。