ふたつのねがい 単語

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「ふたつのねがい」とは、『魔法つかいプリキュア!』の挿入歌・キャラクターソングである。

作詞作曲編曲Nostalgic Orchestra/歌:朝日奈みらい高橋李依)・モフルン齋藤彩夏

概要

映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』の挿入歌として作られた、みらいモフルンによるスローバラードダークマターによって連れ去られたモフルンと、モフルンを探すみらい、それぞれ離ればなれになってしまったとき、ふと流星群を見て、幼い時を思い出し、互いに「今一番えたい願い」を悟ったときに流れる曲である。同じ挿入歌の「キラメク誓い」のような、どさはないものの、その状況を上手く酌んだ詞曲によって物語った曲と言える。大方の観客はここでかなり落することとなった(編者も含め)。

歌った2人はアニメージュ増刊号のインタビュー記事で収録時のことについて以下のようにっている。

齋藤 レコーディング映画の台本をいただく前だったので、「モフルンみらいが離れちゃったシーンでこの曲を使いたいと思います」という説明を受けたんです。それで、最初はモフルンは寂しい気持ちなのかなと思いつつ歌ったのですが、「モフルンだったら、みらいが絶対助けに来てくれるって思うはず」というお話があり、確かにそうだなと。モフルンなら、みらいのことを思うだけで温かい気持ちになるだろうと。それで「じゃあ優しい気持ちで歌いましょう」というふうになりました。
高橋 ああ、やっぱり。さんの歌に温かさを感じたので、今のお話を聞いて納得しました。
齋藤 りーちゃん(高橋さん)のはいつも聞いているから、2人で一緒に歌っている感じを想像しながら、「大好き!」の気持ちをめいっぱい込めて歌いました。
高橋さんはミラクルじゃなくてみらいとして歌っている感じですよね。
高橋 そう、普通女の子としてのみらい人生の中で、モフルンとはずっと一緒だったので、一言一言、家族りかけるような感じで歌いました。

アニメージュ』2017年1月号増刊「魔法つかいプリキュア!」特別増刊号P.15より引用

ちなみにこの曲の作詞作曲を手がけているNostalgic Orchestraだが、まほプリから突如登場しており、発表当時は調べてもその詳細は不明だった。その後2017年12月になってアイマスのんのんびよりなどアニメ・ゲーム関連楽曲の制作提供を行っている福富之・藤本記子夫妻による音楽制作集団であることが明かされた(作詞作曲藤本編曲を福富が担当)。
まほプリキャラクターソングを多数手がけ(キャラソンドラマCDアルバムドリームアーチ」の新曲は全て担当)、次作『キラキラ☆プリキュアアラモード』ではED「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」を始め各種キャラソンも手がけている。しんみりする曲も明るい曲もバリエーション豊富なのでチェックしてみていただきたい。

そして……

ネタバレ注意 この記事は『魔法つかいプリキュア!』の第49話のネタバレを含んでいるモフ。
先に見てから自己責任読み進めて欲しいモフ~

 

 

 

 

 

 

デウスマストとの戦いを制したプリキュア達。それは彼女達の別れをも意味する。ことはは混沌によって混ざってしまった2つの世界を元に戻すため、マザー・ラパーパの後継者として概念と化した。リコもそのまま魔法界へと戻る。そしてみらいがナシマホウ界に戻ったとき、モフルンは元の動けないぬいぐるみに戻っていた。みらいはまたいつか再会出来ると信じ、一人で歩みを進めていく。

時は流れ、大学生になったみらいはあるのこと、モフルンから落ちた音の方を向くと十六夜が浮かんでいたの見る。みらいモフルンを抱きかかえ、自分のことをりかけながら歩くと、大樹の下にを失ったかつての自分の魔法を見つける。「モフルンが連れてきてくれたの?」と思い、つい再会出来るよう魔法を唱えるが、現実に戻ってしまう……その最中である。祖母のかの子がに発した一言、「素直な言葉はになる」を思い出す。そしてに向かってありったけの想いで魔法を唱え続ける。その時に流れだしたのはこの曲だった。を流しながら精一杯唱え続けたその時、奇跡が起きる―。

まだ1話あるのに感動の最終回と表現出来る劇的な物語。このようなエモーショナルな状況を生み出したのはBパート絵コンテ担当の大塚隆史だった。以前も『ハピネスチャージプリキュア!』第44話で「勇気が生まれる場所」を組み入れるなどこの手の演出を得意とする。この場面で持ってきたことで、まさにみらいの心情を表すのには最適な挿入歌となった。さらにシリーズ構成村山功が脚本、キャラデザ宮本美子作画監督シリーズディレクターの三塚雅人が演出とAパート絵コンテ作画青山充河野之・板岡錦などいつものメンバーだけでなくまさかの川村敏江志田直俊・冨田与四一といった手練れが作画に参加するという、総を上げて作り上げたすごいとしか言えない感動エピソードとなったと言えるだろう。

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最終更新:2024/04/24(水) 17:00

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