アカマミレとは (アカマミレとは) [単語記事]

これこそ、所謂一つの恐怖の形だ！

概要

風呂嫌いのテロ組織「YU ZAME」のリーダー。赤いスーツとモノクルを着ている男性。“30年前のとある事件”をきっかけに風呂嫌いになったという。世界中の風呂好きの人間に復讐を目論んでおり、「地球温泉化計画」を実行しようとしている。地球温泉化計画とは、マグマに耐えられる巨大ロボットを使って地下のマグマ層を破壊し海水温を上昇させて極地の氷を溶かす事で、海水面を上昇させて世界中の都市を沈めようとする計画である。ついでに、焼き肉が好きなのか劇中で数回焼き肉を食べている。健康面が心配である。

YU ZAMEに入り込んでいた温泉Gメンの情報から春日部で何かが行われていると知り、野原家と温泉Gメンの一員である指宿と御所掛を捕まえる。一般人である野原家を「不健康ランド」という拷問施設にかける。ひろしがギブアップした事で、温泉Gメンが野原家の地下からきんたまの湯金の魂の湯を掘り出そうとしている事を知る。

その後、野原家達を森に捨てて巨大ロボを出撃させる。自衛隊の攻撃を物ともせず、野原家に到達すると彼は悪事を行う原因があった30年前の出来事を話し始める。

物語本編の30年前、大学生だったアカマミレは大宮に住んでおり、銭湯の一番風呂に入るのが日課だった。使用している下駄箱は当時敬愛していた野球選手である長嶋茂雄の背番号に因んで３番を必ず使用していた。

しかしある日、誰かが持ち去ったのか、その３番の鍵が無くなっていたのだ。

これにショックを受けた彼は風呂好きの人間に復讐する事をを誓ったのである……

３番じゃなきゃ駄目なんだ……

長嶋の３番でないと駄目なんだよおおおぉぉぉぉぉぉ！！

つまり、下駄箱の鍵が無くなった事が原因で世界規模の悪事を行おうとしていたのである。

この矮小でありしょぼい理由を聞いた一同（野原家や温泉GメンだけでなくYU ZAMEのメンバーの含まれる）はドン引きしていた。

その３番の鍵を盗んだのが草津であると判明すると、激怒してロボットのドリルで掘削機と野原家の屋根の一部を破壊する。しかし、それが原因できんたまの湯金の魂の湯を掘り起こしてしまう。きんたまの湯金の魂の湯でパワーアップした野原家に敗北するものの、自身もきんたまの湯金の魂の湯の力でパワーアップしようとするが、逆の心を浄化されて改心し、部下達と共に街の復興に協力するようになった。

あの野原家を拷問の末に自白させてしんのすけに「負けた」と言わしめ、自衛隊の攻撃を物ともしないロボットを造るなど、劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの悪役の中でもかなりの強敵に入る悪役である。その反面悪事を始めた動機はしょぼいが。
過去に長嶋茂雄の背番号に因んで３番を使っていた事・その鍵が盗まれた事が語られているが、現実でも長嶋茂雄や王貞治の背番号である３番や１番の鍵がよく使われたり盗まれる事例は多かった。
ニコニコ動画では、声優が家弓家正である事からアカマミレの台詞がブロリー MADのパラガスの台詞として使われる事が多い。奇しくもアカマミレもパラガスも声優が同じというだけではなく、「30年前の出来事が原因で悪事を行った」という共通点がある。しかし辿った結末は真逆である。