アリエル・ミランダとは (アリエルミランダとは) [単語記事]

アリエル・ミランダ（Ariel Mi ran da、1989年 1月10日-）とは、キューバ出身のプロ野球選手（投手）である。現在は韓国プロ野球・斗山ベアーズに所属。

概要

斗山ベアーズ #57
アリエル・ミランダ Ari el Miranda
基本情報
国籍	（キューバから亡命）
出身地	ハバナ州
生年月日	1989年 1月10日
身長体重	188 cm 86kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	2015年アマチュアFA
経歴
ボルチモア・オリオールズ(2016年) シアトル・マリナーズ(2016年 7月-2018年 7月) 福岡ソフトバンクホークス(2018年 7月-2019年) 中信兄弟(2020年) 斗山ベアーズ(2021年-)
プロ野球選手テンプレート

キューバリーグでは通算22勝25敗、防御率3.78、74奪三振の成績を挙げた。

2016年はAAA級で開幕を迎え、7月にオリオールズに昇格し、1試合に登板した。7月にトレードでシアトル・マリナーズに移籍。11試合中10試合に先発で登板し、5勝2敗、防御率3.54の成績を残した。

2017年は31試合に登板し、8勝7敗、防御率5.12、被本塁打37だった。

8月18日に一軍昇格、同日のオリックス・バファローズ戦で6回2失点の好投で来日初勝利を挙げた。以降先発ローテーション入りし、大竹耕太郎とともに先発陣の救世主に。8試合で6勝1敗、防御率1.89という好成績を挙げ後半戦の追い上げの立役者のひとりとなった。CSでは2試合に先発したものの結果が出なかったが、広島東洋カープとの日本シリーズでは第3戦に先発して勝ち投手となり、日本一に貢献した。

2019年は開幕ローテ入りしたものの、前年のような安定感は見せられず、何度も一軍と二軍を往復することになった。5月19日の北海道日本ハムファイターズ戦では4回2失点で降板したが、試合が5回降雨コールドになったため勝利投手となる（先発が5イニング未満で勝利投手になるのは19年ぶりの珍記録）。最終的に18試合で7勝5敗、防御率4.19の成績に留まり、オフに退団となった。

2020年は台湾に渡り、中信兄弟に所属。開幕投手を務め、10勝8敗、防御率3.80の成績を残す。

2021年は韓国の斗山ベアーズと契約した。背番号57。キューバのメディアではキューバ出身選手として日韓台の3リーグを始めて制覇したと報じられた。開幕からエース級の活躍を見せ、デービッド・ブキャナン(元ヤクルト)と熱い最多勝争いを演じるなど覚醒。10月24日のLG ツインズ戦ではシーズン224個目の三振を奪い、KBO 記録を37年振りに塗り替えた。28試合に登板して1完封を含む14勝を挙げ、最多奪三振と最優秀防御率(225奪三振、防御率2.33)の二冠に輝いた。シーズン4位からの下剋上を目指したポストシーズンでも韓国シリーズ1試合で好投したが、チームは4タテで敗れた。