運命の怒りは頂点を極めた。
愚かな虫けらと化け物に鉄槌を下すため
ここに降臨する!
アルカナフォースEX‐THE LIGHT RULERとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するカードのひとつである。後にOCGに実際のカードとしても登場した。
劇中で破滅の光に支配された斎王琢磨の使用するカード。初登場はVSエド戦。
召喚前はカードの枠が効果モンスターでテキストは書かれておらず、イラストは真っ白だった。
エドの究極のD、「D-HERO Bloo-D」によって斎王のエースモンスター「アルカナフォースXXI-THE WORLD」を吸収、破滅の光に支配された斎王を追い詰めたかに見えた。しかし、斎王にはまだ究極のアルカナが残されていた。
斎王は永続罠「ザ・マテリアル・ロード」、「ザ・スピリチアル・ロード」、永続魔法「ザ・ヘブンズ・ロード」を発動。3本の柱を生け贄とすることで23番目の究極のアルカナ、「アルカナフォースEX‐THE LIGHT RULER」を召喚する。
圧倒的な攻撃力を持って、「D-HERO Bloo-D」を破壊。エドのライフを0とした。
続くVS十代戦でも登場。十代によって運命を揺り動かされ始めていた斎王が最後の切り札として呼び出す。
あらかじめ伏せられていた前述の2枚の永続罠に、通常魔法「魔術師の天秤」によって手札に加えられた「ザ・ヘブンズ・ロード」の3枚によって特殊召喚。破滅の光によって正しき闇、「E・HERO ネオス」を消し去った。
だが十代は運命に屈してはいなかった。
返しの十代のターン、「E・HERO グラン・ネオス」の効果を通常罠「逆転する運命」によって入れ替えた逆位置の効果(アニメ版)によって無効化、グラン・ネオスを破壊する。しかし、そのときLIGHT RULER自身の効果によって十代にドローを許す。このドローが破滅の運命を変えることとなる。
このときドローされた速攻魔法「リバース・オブ・ネオス」、不屈の闘志によって立ち上がったネオスによって破滅の光の象徴、「アルカナフォースEX‐THE LIGHT RULER」を破壊される。それにより斎王は破滅の光から解放され、世界は破滅の光から救われた。
斎王が破滅の光から解放されたこともあってか、このカードの登場はこれが最後である。
これよりかなり後に行われた、十代と斎王との再戦で登場した通常罠「絶対運命決定力」のイラストにその姿のみ確認できる。
攻撃名は「ジ・エンド・オブ・レイ」、逆位置の効果名は「クリエイティブ・ディストラクト」。
このカードが召喚された2回のデュエルはどちらも斎王にとっては逆転のための一手であり(エド戦では余裕の様子であったが)、最後の切り札でもあることからか、このカードが召喚されるとき、斎王のテンション、顔芸は頂点に達する。言葉に濁音が非常に多くなり、普段のときからみると、別人ではないかと言うほどにまで変貌している。
アルカナフォースの基となったタロットカードの大アルカナは通常、0番の愚者(THE FOOL)から21番の世界(THE WORLD)までの22種類であり、23番目であるとされるこのカードは大アルカナには存在しない、大アルカナから外れたカードである。なお、22番目のカードについては不明である。タロットではなくそれを行う斎王自身を表しているともいえる。Light Ruler(光の支配者)の名もイメージと合致する。
また、タペストリー・タロットにおいては23番にUNIVERSE(宇宙)が存在し、破滅の光の宿るこのカードが光によって宇宙を支配すると言う意味もこめられているのだろう。
その後、Vジャンプ2007年7月号で行われた応募者全員サービスパック、「LIMITED EDITION 10 CHAOS BLACK」にて他のいくつかのアニメGX出身カードと共にOCG化された。テキストは以下の通りである。
効果モンスター
※遊戯王カードWiki
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:相手モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
自分の墓地からカード1枚を選択して手札に加える事ができる。
●裏:このカードを対象にする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
発動を無効にし破壊する。
この効果でカードの発動を無効にする度に、
このカードの攻撃力は1000ポイントダウンする。より引用
アニメに存在した「ザ・マテリアル・ロード」「ザ・スピリチアル・ロード」「ザ・ヘブンズ・ロード」に代わり、3体のモンスターによって特殊召喚される形となった。召喚方法が「D-HERO Bloo-D」と似ているのは意識して似せたものなのかもしれない。ただし、Bloo-Dと異なり、トークンを使用することは出来ないので注意(Bloo-Dは生け贄に捧げる(リリースする)なのでトークンも可能、こちらは墓地に送るなのでトークンは不可能)。
効果をアニメ版と比較していくと、表(正位置)の効果は、手札に加えたカードをそのターン発動出来ないと言うデメリットが消えている。裏(逆位置)の効果は十代の逆転を許すきっかけともなった相手にカードを1枚ドローさせるデメリットが消えている。
アニメ版の召喚の条件となる3枚のカードにはそれぞれ墓地に特定のレベルのアルカナフォースを発動に要求されている(マテリアルが☆4以下、スピリチアルが☆5か6、ヘブンズが☆7か8)。何らかのモンスターを3体並べるより発動条件の厳しい3枚の魔法・罠カードを並べるほうが難しいため、デメリット効果の削除も含めて、このカードはOCGで強化されているといえる。
コストにする3体のモンスターは普通にやっていてもそろえにくい。「精神操作」などで相手モンスターを奪ったり、「異次元の帰還」などで一度にたくさんのモンスターを並べられるようにしたい。前述の通りトークンは使えないので、「アルカナフォースXVIII-THE MOON」でムーントークンを出して2体分とすることは出来ないことに注意。
表の効果はどんなカードでも手札に加えられるので、コストに3体使った損失を取り戻せ、墓地に落ちた魔法、罠を簡単に回収できる。裏の効果はこのカードの破壊を狙う「サンダー・ブレイク」などを無効に出来るので悪くはない。ただ、攻撃力が下がってしまうので、1回くらいなら3000と、十分に使用できる値ではあるが、あまり何度も狙われるとアタッカーとして使い物にならなくなる。そのときは守備表示で壁にしてしまうのもいいだろう。ただし、対象にとらない「地砕き」などは無効化出来ないので注意。
レベル10なので「神縛りの塚」を用いれば、上記の「地砕き」などによる除去から守ることは可能。このフィールドと相性のいいアルカナフォースは少ないが、LIGHT RULER専用構築でデッキを組むのであれば、一考の余地はあるかもしれない。
このカード以外のアルカナフォースはこのカードの登場から約半年後に「LIGHT OF DESTRUCTION」(LODT)に収録された。そのためLODTを買って当たったから組んでみようかな、とアルカナフォースデッキを組んだ場合、限定版のこのカードを手に入れていない限り、入れたくとも入れられないことになる。
限定版のみの収録ゆえにこの状態が長く続いていたが、後に「DUEL TERMINAL -オメガの裁き!!-」に再録されて大分手に入れやすくなっている。
ゲームTF2では、アニメと同じく3枚の魔法・罠によって特殊召喚されるモンスターになっている。また、アニメ版では手札から特殊召喚していたが、こちらではデッキ、墓地からの特殊召喚も可能。
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最終更新:2025/12/06(土) 09:00
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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