アーヴァイン・キニアスとは、ファイナルファンタジーVIIIの登場人物である。
17歳・男性。
テンガロンハットとロングコートを身に着けた、長身の優男。
オリジナル版にボイスはないが、派生作品では平川大輔が演じている。
パーティーメンバーの1人で、魔女暗殺ミッションを命じられたスコール一行への助っ人として登場し、以後行動を共にする。
登場当初は軽薄でナンパな性格が前面に出る。それ自体が偽りというわけではないが、実際にはその奥に仲間想いで繊細な心も持っている。
銃のエキスパートであり、その腕前はガーデン(戦士養成学校)でも随一とされる。
固有技は「ショット」。発動から制限時間内にボタンを押した回数分だけ弾丸アイテムを消費し、その分だけダメージを与えるというもの。選択した弾丸の種類によってボタンを押せるようになる間隔が異なる。
彼を語る上で外せないのが、序盤の山場と言える魔女暗殺ミッションでの彼の振る舞いである。
いくつかのイレギュラーを乗り越えつつ、残るはアーヴァインが魔女を狙撃するだけという段階になったが、そこで彼は本番に弱く緊張で撃つことができないと、その心情を吐露する。
最終的にスコールに促されて撃ったものの、そんな姿を見て彼に対してヘタレの印象を持ったプレイヤーも少なくないだろう。
しかし、ストーリーを進めてから改めてこのシーンを見返すと、また違った印象を受ける。
ストーリー中盤、彼を含むパーティーメンバーの大半が幼少期を同じ孤児院で過ごしていて、G.F.(ガーディアンフォース)と呼ばれる力を行使した副作用により、アーヴァイン以外のメンバーはその頃の記憶が欠落していたという事実が発覚する。
更に暗殺のターゲットであった魔女イデアは、その頃の母親代わりだった人物である。
以上を踏まえた上で上記のシーンを思い返すと、当時の彼はたった一人でその事実を抱えた上で、「自分の手で恩人を殺すか」「任務を放棄して仲間たちに恩人を殺させるか」という究極の2択を迫られていたということになる。
そして、彼は撃った。
結果として魔女の魔法障壁によって弾丸は阻まれ、狙撃による暗殺は失敗に終わった。しかしその弾道は魔女の頭部を正確に捉えており、自らが恩人殺しの業を背負う覚悟を決めたということになる。
上記の事実の発覚後、魔女暗殺ミッション当時のことを振り返るシーンはゲーム中にないため、プレイヤー自身がこのことに気付けるか否かが彼に対する評価の分かれ目となる。
掲示板
3 ななしのよっしん
2022/02/09(水) 16:38:05 ID: 9pqZMUxCfR
プロ意識の表れとして、スコールとのやり取りで嫌な思いをしたので、以外で割とありそうなのが「怖かったから」
ヘタレで戦えないとかそういう話じゃなく、あの段階で既にアーヴァインもGFをジャンクションしてるから「大切な思い出をみんな失ったスコールやセルフィ・キスティスの姿は未来の自分に他ならない」という話ね
あの立場に自分がいたらガルバディア兵と銃で撃ち合う事なんかより何千倍も怖い
4 ななしのよっしん
2024/01/31(水) 00:37:10 ID: hZaJcdWW8q
いつだって選べる道は少なかった。時には道は1本しかなかった。の下りのセリフは本当に名言、皆にとって母ともいえる存在を、自分だけ覚えてる状態で全部自分で罪を背負う気だったのか・・・と
あの時まだ自分も『ママ先生』の記憶を失っていたらどんなに幸せだったか・・・あの場面で引き金を引かないといけないとかどんだけ辛かっただろうなぁ・・・
でもそういういきさつがあるからFHでもスコールをバトル野郎と罵った一般人に対して『アンタは何野郎なんだい?』と反論したりしてたんだろうなぁ
5 ななしのよっしん
2024/10/07(月) 21:05:17 ID: 0thN4G6Cey
まじで名言が多く、まじで言動に深みがあり、まじで忘れられやすい
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最終更新:2025/12/09(火) 07:00
最終更新:2025/12/09(火) 06:00
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