ウィンチェスターM1887 単語

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ウィンチェスターM1887とは、世界初のレバーアクションショットガンである。

概要

スペック
製造 アメリカウィンチェスター
全長 997mm
身長 762mm (30インチ)
508mm (20インチ)
重量 3.6kg
機構 レバーアクション
口径・弾薬 ・12ゲージ
・10ゲージ
5発 (内蔵マガジン)

 ウィンチェスターM1887は世界初のレバーアクションショットガンである。身の下にマガジンチューブを備え、そこに10ゲージか12ゲージショットシェルを5発装填することができた。このジョン・ブローニングウィンチェスター社の依頼を受けて設計・開発した。

 当初、ジョン・ブローニングショットガンの大きな弾薬ショットシェル)を使うにはレバーアクション非力だと考え、新たにポンアクション式を考案。この機構を採用したショットガン開発を提案した。しかし、レバーアクションウィンチェスターライフルで大成功を収めたウィンチェスター社はレバーアクション式にこだわり、ジョン・ブローニングはこれに応じてこのウィンチェスターM1887を開発する。

 当時のショットガン二連式が流であり、装弾数が5発とその2.5倍もあるウィンチェスターM1887は衝撃的なショットガンであった。が、ジョン・ブローニングが考えた通りレバーアクションショットシェルを使うのには非力で、当時使用されていた火が燃えカスが大量に残る黒色であることも合わさり、頻繁なメンテナンスを必要とする繊細なとなってしまった。このため、ジョン・ブローニング開発した幾多のの中でも評価は低い。

 この後、ジョン・ブローニングは、ポンアクション式のウィンチェスターM1893(後にウィンチェスターM1897に改良)を開発し、自身の正しさを明する。

 バリエーションとしては煙火に対応させたウィンチェスターM1901(10ゲージのみ)が存在するが、このころにはポンアクションショットガンが大成功しており、ウィンチェスター社も大々的にこの発展を販売する気はかったようである。

その他

 創作では何と言ってもターミネーター2で登場したことが有名であろう。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800が、ソードオフモデルのウィンチェスターM1887をバイクに乗ったまま発し、片手でスピンコックしてリロードするシーン視聴者に強な印を残し、ウィンチェスターM1887の人気に火を付けたと言われる。これ以外にも、FPSゲームCoD:MW2CoD:MW3などで登場し、プレイヤーはこのを使用することができる。

 エアソフトガンとしてはマルシンフルサイズをM1887・ガーズガン、ターミネーター2で登場したソードオフモデルをM1887・ショートとして販売している。マルシン独自の8mmBB弾を装填するカートリッジを使用するため、微妙に手を出しづらい。2013年現在では入手は困難である。なお、スピンコックによるリロードは出来なくはないが、耐久性の面から推奨されないとか。

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