キョロちゃんランド 単語

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キョロチャンランド

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キョロちゃんランドとは、1992年ヒロが発売したアクションゲームである。

概要

キョロちゃんランド
Kyoro Chan Land
Castelian

基本情報
対応機種 ゲームボーイ
ファミコン
発売日 GB版:1992年10月30日
FC版:1992年12月11日
開発 Bits Studios
発売元 ヒロ
ジャンル アクション
人数 1人
価格 GB版:3,980円
FC版:5,800円
ゲームソフトテンプレート

1992年10月30日ゲームボーイGB)用が、同年12月11日ファミリーコンピュータファミコンFC)用がヒロから発売された。

タイトル画面でスタートボタンを押すと「デレデレデーン」という不気味なSE[1]が流れてゲームが始まる。

【"mmlink ver.001"】
20973

ゲーム内の色はんでおり、例えば1面の背景だと々しいくすんだピンク色黒色のみで不気味キョロちゃんデザインに対してマップや敵のグラフィックリアル不気味ゲーム中はBGMが一切なくキョロちゃんの足音SE、敵が出現したSE、敵が飛び跳ねるSEなどしか流れず不気味後述)、しかも操作性が悪く高難易度という、可愛いキョロちゃんの様子からは想像も出来ない不気味鬼畜ゲームとなっている。

それもそのはず、このゲーム1991年に北で発売された『Castelian(キャッスリアン)』のプレイヤーキャラクターキョロちゃんに変更しただけの代物なのである。更に言えば、その「Castelian」は1987年ヨーロッパパソコン用に発売された『Nebulus(ネビュラス)』の庭用移植版である(北では『Tower Toppler』のタイトルで発売)。
元々は日本でも1991年9月に『キャッスリアン』として発売される予定だったのだが、変更されて1992年に『キョロちゃんランド』として発売されたという経緯がある。

当然売れなかったが、そのために希少品となってしまい、こんなゲームなのにプレミア価格で取引されている。

ゲーム内容

キョロちゃんを登っていくアクションゲームエレベーターなどを使ってを登り、制限時間内に頂上の特定に入ればステージクリアステージを1つクリアする毎にボーナスステージに行ける。全8面。

余談であるが、ステージクリア時のキョロちゃんの正面顔がとても怖い

ステージ中には「Nebulus」や「Castelian」に出てきた敵キャラクターキョロちゃんとは全く関係ないキャラクター)が出てくる。キョロちゃんチョコボール(?)で攻撃できるが、倒せる敵は1種類のみ。他の敵は避けるしかない

また、球体を5つ繋げたような敵キャラが、キョロちゃんに向かってランダムタイミングで出現する。普通の床と見分けがつかない落とし穴ジャンプで避ける必要があり、覚えゲーである。

パスワード機能

コンティニューは2回可で、パスワードコンティニューもある(Castelian」はパスワードコンティニューなし)。全8ステージ

ファミコンキョロちゃん」ではステージクリアするごとに4文字パスワードが表示される。タイトル画面でセレクトボタンを押すとオプション画面に遷移するので、そこでパスワードが入力できる。「ゲームボーイキョロちゃん」ではゲームオーバーになると3文字パスワードが表示される。タイトル画面でAボタンとBボタンを同時に押すとパスワード入力画面に遷移するので、そこでパスワードが入力できる。パスワードを入力すると続きのステージから始まる。

オプション

Castelian」、「ファミコン版キョロちゃんランド」では前述のオプション画面で難易度選択ができる(「ゲームボーイ版キョロちゃんランド」は難易度選択なし)。
初期設定は「NOVICE」。そこで「HERO」を選択すると、制限時間の減る速さが上がり、コンティニューなしになるなど、更に難易度が上がる

プレイ中BGM

このゲーム、先述したように、タイトル画面とボーナスステージでは明るいBGMが流れるのに対して、本編ステージ中のBGMは一切なく、SEのみが流れるという仕様があるのだが、オプション画面においてBGMが流れるように設定することができる[2]

しかし、ここでBGMありを選ぶと今度はBGMが流れる変わりにSEが一切なくなってしまう。その際、敵に当たったSE、敵の出現するSEも消えてしまう[3]ので、更に難易度が上がってしまう

その他

受賞

イギリスゲームワードゴールデンジョイスティックアワード1987/1988年』では「Nebulus」が『ベストオリジナルゲームオブザイヤー』を受賞している。

続編

キョロちゃんランドに続編はないが、元になった「Nebulus」は続編が発売されている。

発売されているのは、1991年AmigaアクションゲームNEBULUS 2 POGO A GOGO」。

が叫ぶ人の顔のようなものを数に浮かび上がらせたものになり、不気味さが進化している

移植版の一覧

細かく記載はしていないが、ヨーロッパ内で同じ機種の場合でも発売国が違うと発売元が違う場合がある。

発売場所 発売年 対応機種 タイトル 開発 発売元
ヨーロッパ 1987年 Commodore64 Nebulus Hewson
Consultants
1987年 ZX Spectrum
1988年 Amstrad CPC
1988年 Amiga
1988年 Atari ST
1987年 Commodore64 Tower Toppler Hewson
Consultants
US Gold
1987年 ZX Spectrum
1988年 Amstrad CPC
1988年 Amiga
1988年 Atari ST
1989年 Atari7800 Tower Toppler Hewson
Consultants
ATARI
1991年 GAME BOY
(ゲームボーイ)
Castelian Bits Studios Triffix
1991年 NES
(海外ファミコン)
ヨーロッパ 1991年 GAME BOY
(ゲームボーイ)
Castelian Storm
Sales Curve
日本 1992年 ゲームボーイ キョロちゃんランド ヒロ
1992年 ファミコン
ヨーロッパ 1992年 Acorn Archimedes Nebulus Hewson
Consultants
Krisalis
Software
ヨーロッパ 1993年 NES
(海外ファミコン)
Castelian Bits Studios Storm
Sales Curve
イタリア ????年 ???? Subline イタリア海賊版
2004年 C64Direct-to-TV
(C64DTV1)
(NTSCバージョン1)
Tower Toppler DCStudios
IronstonePartners
MammothToys
The Toy:
Lobster
Company
ヨーロッパ 2005年 C64Direct-to-TV
(C64DTV2)
(PALバージョン2)
Nebulus
ヨーロッパ 2008年 Wii
バーチャルコンソール
(PAL地域限定)
Nebulus Triffix
Entertainment
Inc.
Commodore
Gaming
2009年 Wii
バーチャルコンソール
(北地域限定)
Tower Toppler
2018年 THEC64Mini Tower Toppler Retro Games Ltd Koch Media

関連動画

関連項目

関連リンク

脚注

  1. *インターネット上では「どろろろー」「デレレレーン」「ドゥルルルー」「デュルルルーン」「ディロディロディーン」などとも記載されている。
  2. *流れるBGMタイトル画面で流れるBGMと同じ物。
  3. *敵に当たったのか分かりにくくなり、敵が出現したのかも分かりにくくなる。
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