サンダーエンド・ドラゴンとは (サンダーエンドドラゴンとは) [単語記事]

サンダーエンド・ドラゴンとは、遊戯王OCGに登場するカードである。

概要

「PHOTON SHOCKWAVE」（2011年 7月16日発売）で登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク8/光属性/ドラゴン族/ATK 3000/DEF 2000
レベル8通常モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
このカード以外のフィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
※「PHOTON SHOCKWAVE」収録のカード（PHSW-JP 044）による

レベル8の通常モンスター2体を要求するエクシーズモンスターで、2回まで「ブラック・ホール」を撃てるような効果を持っている。決して「サンダー・ドラゴン」3体の融合体ではない。
レベル8通常モンスターという厳しい素材の縛りがあるので、それを意識して専用にデッキを組まない限りまず出せないだろう。

レベル8の通常モンスターとして有名なのは「青眼の白龍」。専用のサポートカードも多数存在し、比較的使用しやすい。同じドラゴン族なのでドラゴン族サポートも共有でき、「竜の渓谷」で「青眼の白龍」を墓地に送りつつ、「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」などで特殊召喚すれば比較的容易に素材が揃う。
また、同じドラゴン族レベル8の通常モンスターには「トライホーン・ドラゴン」、「ラビードラゴン」も存在するので、それらのカードを併用してもいい。

ドラゴン族通常モンスターの特殊召喚が行いやすい聖刻との相性はいい。聖刻には「聖刻神龍－エネアード」も存在するが、こちらは手札消費を抑えられる利点がある。また、近年では一定の条件下では通常モンスターとして扱うデュアルに、レベル8モンスターが少し増加したため、そちらとの兼ね合いも見込める。

全体除去は使用すれば2回の直接攻撃を可能とし、2ターンで計6000ポイントのダメージを与えられる。ただ、「裁きの龍」などと違い魔法・罠までは除去できないので、それらに封じられる可能性はある。
全体除去は非常に強力だが、自分まで巻き込んでしまうという難点がある。また、上記の「青眼の白龍」をはじめ、レベル8ともなると攻撃力が高く、このカードをエクシーズ召喚するより並べたモンスターで総攻撃を仕掛けた方がダメージ量では勝る場合も多い。
全体除去としては、通常モンスターであれば「ジャスティブレイク」、「青眼の白龍」であれば「滅びの爆裂疾風弾」が存在する。それぞれ一長一短なので、どれを用いるかは状況による。

「ライトパルサー・ドラゴン」を破壊効果にまきこむことで、「ライトパルサー・ドラゴン」の効果を発動させることができる。

このカードを使用するのは、守備を固められた場合の除去役としてや、特に終盤に「オネスト」やリバース効果モンスターを警戒する場合などになる。序盤にどんどん使うよりは、フィニッシャー的活躍が多くなるだろう。

カード名は「サイバー･エンド・ドラゴン」と似ているが、特に関連は無い。カード名だけ見ると「サンダー・ドラゴン」の融合体にも思えるが、全くそんなことは無かった。
サンダーとあるあたり、「サンダー・ボルト」を意識して名付けられたのかもしれないが、自分フィールドも巻き込んでいるので、効果としては「ブラック・ホール」の方が近い。