本稿では2.と3.について扱う。
「遊☆戯☆王ゼアル」の作品中にて第1話目から存在を仄めかされていた謎の力。
主人公・九十九遊馬が毎晩夢で見せられる、謎の扉の彼方から何者かが呼ぶ声の中で語られた「その者の一番大切なものと引き換えに、手に出来る力」として登場した。
勿論、それが何なのか(大まかに)判明するのはもう少し先になるのだが・・・
第1話・第2話のシャークとのデュエル以降、この扉と門番(?)の出番が長らく登場しなかったため視聴者達にも存在や設定を忘れられかけていたが、その矢先に第22話辺りから再び現れ、皇の鍵とアストラル世界についての秘密が少しずつ明かされ始めるに伴い『全ての闇を光へと変える力』『ZEXAL(ゼアル)の力』という固有名称をもっての登場となった。
これによって、アニメのタイトルにも冠されている「ZEXAL」の真の意味が視聴者達にも広く理解される事になる。
そして来たる24話、アストラル世界にてカイトとのデュエル中に遊馬は扉の門番と契約を交わした事によりアストラル世界へやってきた遊馬はアストラルと共に奇跡を起こし、後述の「ZEXAL(究極体ZEXAL、とも呼ばれる)」が登場するに至る。
同放送回の展開を見た視聴者達からは「ZEXALってつまり、デッキに存在しないカードを好きなようにドローできる力だったのか!」と突っ込まれた結果、ZEXALの詳細などがWDC編に入ってからも殆ど語られていない事もあり現状も『ZEXALの力』なるもののイメージはこれらのもので定着している傾向にある。
無論、これから先の展開でZEXALの更なる秘密や設定が明かされていく可能性も大いに考えられるが。
初登場は「遊☆戯☆王ゼアル」第24話。
遊馬が上述の経緯を経て扉の門番と契約を交わした事により、新たな力「ZEXAL」を手にしてアストラルとオーバーレイ・ネットワークを構築・融合合体を果たした姿。
過去のシリーズを通して数々の超展開や驚愕展開を見せられたことで、並みの超展開では「カードゲームではよくあること」として眉一つ動かさなくなった視聴者達も、この展開にはカイトさん共々驚かざるを得なかったようだ。
さて見た目の特徴として、顔は右目がアストラル・左目が遊馬の所謂オッドアイである。
しかしそれ以上に、炎のように盛り上がった金髪や、そのどこかで見たことがあるような全身像から様々な作品のキャラクターと比較されたりした(後述)結果、「海老天」「スーパーゼアル人」「海老座のセイント」「勇者王ガガガマジシャン」などなど、様々なあだ名を冠されている。一応、24話のEDクレジットにて表記された「究極体(プラシドじゃない方の)」というフレーズから、一般的には『究極体ZEXAL(ZEXAL究極体)』という呼び名が定着しているようだ。
作品中ではこの力によってかつての王様のように好きなカードをデッキからドローする、のではなく一番必要なカードを作り出す力「シャイニング・ドロー」までも手に入れた。この力を使いデッキに入っていないカードを創造した事でカイトとの力の差を見事に跳ね返し、逆転勝利とまではいかずとも引き分けに持ち込んで見せた。
続くWDC編に入ってからは第2期OPアニメにも登場している他、第49話にてトロン一家のデュエリスト・Ⅲとのデュエル中に久々の再登場。再び「シャイニング・ドロー」でカードを創造し、Ⅲが召喚した切り札「No.6 先史遺産アトランタル」にダメージを与えてⅢ共々撃破、デュエルに決着を着けると共に異空間(バリアン界)への門が開く異常事態を収拾してみせた。
先の24話の展開と重ねると、(当たり前だが)アストラル世界などの異世界・異空間などでしかこの姿は実現できないものと推測される。となると、最終決戦はやっぱり亜空間とか異世界が舞台になるのか・・・?
続くWDC決勝戦、『No.69 紋章神コート・オブ・アームズ』の召喚とトロンの公式コラ素顔が明かされた事をきっかけに、遊馬とアストラルは3度目のエクシーズ・チェンジ・ZEXALを披露。
トロンの素顔に続き「ARヴィジョンの演出?」などと困惑する観客達に対して、徳之助がZEXAL形態の遊馬(アストラル)を「ハートランドを守る、正義のヒーロー」と広めた事で『ゼアルウラ』という名称が瞬く間に定着し、会場から遊馬達を応援の声が沸き上がる。
(テレビの字幕によると、「ゼアルーラ」ではなく「ゼアルウラ」と表記するのが正しいらしい)
ちなみに決勝戦の舞台となっているスフィアフィールドは、異世界の科学技術を結集して作り上げたものであるらしいので先の2つの事例と同じくエクシーズ・チェンジ・ZEXALが発動できる条件が整っている事も断っておく。
(゚∀゚)o彡゜ゼアルウラ!(゚∀゚)o彡゜ゼアルウラ!
後に放映される新章「遊戯王ZEXALⅡ」でもバリアン勢を相手に度々登場しては、スフィア・フィールドやバリアン世界にてエクシーズ・チェンジを発現中。
先述のカイトに負けず劣らないネタの質や量などから、アニメ中でも高い人気を博している。
上記で記した「究極体ZEXAL」が、アストラルの心が悪へと染まった事で闇に堕ちた姿。融合失敗ではない。
「ZEXALⅡ」24話(第97話)で、異空間サルガッソでのデュエルにて真月零という仮面を捨て本性を明かしたベクター。そのベクターに陥れられ精神的にもゲーム的にも窮地に立たされた遊馬は、状況を打開するべくアストラルと「エクシーズ・チャンジ・ZEXALにて変身を図るが、これに対してベクターは遊馬に対して行った精神攻撃の矛先をアストラルに向けると、「本当は遊馬の事を疑っているんじゃないか?」「本当に遊馬と一つになれるのか?」と自らの渡したバリアン製のカードを秘匿していた遊馬に対する疑念を煽る言葉をかけ、遊馬に対する不信や怒りといった「悪の心」を植え付けるという暴挙に出る。
やがてヒーローの合体・変身を邪魔するというタブーが功を成し、ベクターが称する通りアストラルの無垢な心の中に生まれた小さな黒い染みはアストラルの精神を蝕んでいった結果、悪の精神に魅せられ暴走したアストラルは遊馬に対して狂ったように「ZEXAL・・・! ZEXAL・・・!」と連呼しながら危険な目つきで詰め寄ると遊馬の身柄をどこかへ連れ去り、アストラルは歪んだエクシーズチェンジを果たす。そして、かつてハートランドで「ゼアルウラ」と呼称されたヒーローとは似ても似つかない闇に堕ちた姿『ダーク・ZEXAL(ダーク・ゼアル)』が登場した。
ダークZEXALとなったこちらは通常のZEXALとは違い、まず髪が黒色、服装や肌も全体的に黒く変わっている。さらにZEXAL形態でも見られた目の下の緑色の模様が、こちらは目の下まで伸びているなどの違いがある。
何より、闇に堕ちたアストラルの人格に遊馬の体が支配されており(CVもアストラルと同じく、入野自由のみの声となっている)、「ダーク・ドロー」をはじめデュエルでも暴走を始める。そして歴代遊戯王シリーズの攻撃力最高値記録をベクター共々あっさりと更新する。
このとき、遊馬はアストラルの心の世界へやってきており、現実世界でダークZEXALと化したアストラルが弾けている裏でアストラルと和解を果たすべく単身奮闘、アストラルと再会したのち必死の説得や命懸けの行動の末、悪の心に染まった彼を心身共に救出する事に成功する。
そして遊馬がアストラルを精神世界から連れ戻した事でこの「ダークZEXAL」形態は消滅、自身が召喚したモンスターの効果でライフが尽きて自滅する寸前のところで辛くも攻撃を中断させる事でひとまずの危機は免れた。
かつて「遊戯王GX」で登場した覇王十代を彷彿させる「心の闇をテーマとしたキャラクター」であるため、ダークZEXAL誕生のきっかけとなったベクターの顔芸悪行の数々と合わせてこの闇堕ち形態は多くの話題を集めた。ストーリー初期の頃から遊馬の闇堕ちを期待、或いは心配していた視聴者は少なくなかったが、 心の闇に精神を支配されたのはアストラルの方だったようだ。
しかし、後述の「ZEXALⅡ」が同日の放送にてお披露目となったため、今後こちらの形態が出現する可能性はかなり低いと思われるが、遊馬の方がアストラルに続いて闇堕ちしたり「ダーク・ドロー」の一件のように悪の力に魅せられたり、一旦は浄化されたアストラルの黒い部分が再び表面化したら、ダーク・ZEXALの再登場も今後あり得るかもしれない。
ちなみに、このダーク・ZEXALが登場した97話は「遊戯王ZEXALⅡ」的には第24話目に相当し、奇妙なことにこれは先の「遊戯王ZEXAL」でエクシーズ・チェンジ・ZEXALが初登場した第24話と一致している。
スタッフの計算か、はたまた偶然の一致なのかは現状不明だが。
真の絆で結ばれし二人の心が重なったとき、語り継ぐべき奇跡が現れる!!
上記の「ダークZEXAL」のやり取りを経て、遊馬に対して絶望した経験を経て「新たな希望のために戦う遊馬」を信用したいと願ったことで新たな絆を得たアストラルが遊馬と更なる力を覚醒させ、発現した姿。
上記の「ZEXAL」をスーパーサイヤ人とするならばこちらの「ZEXALⅡ」はそのままスーパーサイヤ人2とでも呼べるパワーアップ形態であり、姿も究極体ZEXAL以上にいろいろと豪著になった。
ダークZEXALお披露目の翌週にあたる第98話で初登場し、アニメのタイトルが「遊戯王ZEXALⅡ」へと変わった理由もここで明かされる事になる。
読みは番組名に従うならば、「ゼアル・ツー」ではなく「ゼアル・セカンド」となるだろうか。
実際にドン・サウザンドとの決戦では第1形態から「熱き情熱が勝利を導く!エクシーズ・セカンド・チェンジ!ZEXAL!」の掛け声によってこの形態へ移行している事から「ゼアル・セカンド」である事が有力と思われる。
先のベクターの心理フェイズなどの策略でLPが残り僅か25、デッキにはカードが残り1枚しかない、そしてダメ押しに頼みの1枚のカードが真月(=ベクター)に渡された「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」であるというどうあがいても絶望な戦況の中、遊馬達がデッキからドローした手札の「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」のカードをZEXALⅡの新たな力『リ・コントラクト・ユニバース』によって『RUM-ヌメロン・フォース』へと再構築させた事で、フィールドのNo.39 希望皇ホープをランクアップさせ『CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』へと新生、ベクターを破って逆転勝利を掴む。
この「カード内容の書き換え(再構築)」というウラ技にはベクターだけではなく実に多くの視聴者が驚かされ、シャイニング・ドロー共々「インチキ効果もいい加減にしろ!」という意見が少なからず沸きあがったが、こちらに関しては先の遊戯王5D'sにて「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」という先例がいる事であるし、何よりベクターが真月として遊馬に渡した「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の真の姿が「ヌメロン・フォース」であった可能性を考えれば、このカード再構築という所業に関しては「カードを本来あるべき姿へと目覚めさせた」儀式として一応の説明が付く。公式ルール上認められる行為なのかは甚だ疑問だが、少なくとも「遊戯王ZEXAL」という世界の法則からは否定されていないと見ていいらしい。
(ベクターにしても、リ・コントラクト・ユニバースという未知の展開がなければ勝利はほぼ確定していたであろうし、何よりここへ至るまでのベクターの悪行を省みれば「手札のカード再構築」という所行は「どっちもインチキ効果だ!」って事でここは等しく。)
111話にて再び登場し、カードの効果で4枚ドローする際に4枚全てをシャイニング・ドローして窮地を脱している。
(ちなみに複数のカードをシャイニング・ドローすることに関してはトロン戦のZEXALが成し遂げている。)
絆は進化する!より強く、より固く!絆結ばれし時、力と心が一つとなり、光の奇跡と伝説が生まれる!!
初登場は遊戯王ZEXAL第123話(Ⅱ50話)。
離れ離れだった二人が一緒にデュエルできる、そんな幸せなことはないという想いから発現した新たな「ZEXAL」。
Mr.ハートランドとベクターの策略にはまり、リアル大ダメージを負い、戦闘不能となったカイトの前に降り立った遊馬とアストラル。カイトのデュエルを引き継ぎ、バリアンと化したハートランドに窮地に立たされる中、ついに「ZEXAL」になる決心をする。しかし、切り札である「ZEXAL」の変身を見越していたハートランドは、あろうことかバリアン界からのリアルダイレクトアタックで遊馬とアストラルのZEXAL化を阻止するという暴挙に出る。おいデュエルし・・・まぁ、チートだから仕方ないね。
絶体絶命の状況に立たされる二人だが、「どんなに苦しくても、また二人で一緒にデェエルできる。それに比べたらこの程度の苦しみなど」という遊戯王特有のYU-JYO理論想いから妨害を突破し、ついに「ZEXAL」への変身を遂げた。
上記の「ZEXALⅡ」をさらに豪華にしたような様相、「ZEXAL」よりも黄金色が際立った外装となっており、翼も展開するなど、某黄金聖闘士に海老座として並んでても違和感無い姿となっている。
新たな力として「シャイニングドロー」に加え、バリアンの力であるリアルファイトで妨害する能力を無効化する『ゼアル・フィールド』を展開することが可能。これにより、先で解説したハートランドが行ったバリアン界からのリアルダイレクトアタックを封じ、完全に無効化した。
ドン・サウザンドとの決戦では第2形態から「眩き希望の光が未来を導く!アルティメット・エクシーズ・チェンジ!ZEXAL!」の掛け声によってこの形態へ移行している事から、この形態がZEXALの最終形態となった。
124話(Ⅱ51話)からの新OPでは、「ZEXAL」「ZEXALⅡ」と並んで登場している。
第66話のトロン戦まで、アニメ中でエクシーズ・チェンジ・ZEXALをした翌週はどういうわけか、遊戯王ZEXALの放送が休み(延期)になる、というジンクスが存在していた。偶然にしろ必然にしろZEXALがお披露目となった翌週に決まって延期しているため、「ZEXALの力の代償に失うのは放送枠だったのか?」とも一部では言われていた。
が、後のフェイカー戦や「ZEXALⅡ」のアリト戦にてエクシーズ・チェンジ・ZEXALをした際には次週の放送は休みにならなかったため、この件は鳴りを静める事となった。
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掲示板
185 ななしのよっしん
2021/07/25(日) 03:12:36 ID: to2KjK8/aw
いや嘘つくなよ思いっきり脚本のとこに桑原ってあるわ
まあ桑原の一存で決まるわけないけど
186 ななしのよっしん
2021/07/25(日) 07:54:01 ID: ejqHNUig05
確かにエンドロールのクレジットの方には連名で桑原監督の名前も載ってた、ごめんごめん
でもDVDパッケージの方のクレジットで嘘をついたわけじゃないんだ、一応画像ね
https://
どうやら、wikipediaとエンドロールのクレジット(自分はパンフレットの印刷から確認)には連名で、
DVDのパッケージや映画公式サイトのクレジットには高橋のみの脚本表記になってるみたいだね
スレ違いな話続けてしまって申し訳ない
187 削除しました
削除しました ID: 9POY6yT3/1
削除しました
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最終更新:2024/12/11(水) 06:00
最終更新:2024/12/11(水) 05:00
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