シロナガスクジラ 単語


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シロナガスクジラ

1.5千文字の記事

シロナガスクジラとは、クジラの一種であり、最大の動物種である。

概要

面に浮かび上がるとき、水上からはく見えることからこう呼ばれる。

現在地球上に存在するあらゆる生物の中でも史上最大級の生物である。確認された最大の個体ではなんと体長34メートル。11階建てのビルの高さと同じくらいである。

単純な大きさだけならマヨイアイオイクラゲ(40m以上)の方が長いが、このクラゲ数の個体が集まって1つの体として機する群体という生態を成しているため、所謂反則として扱われ個体で見ればシロナガスクジラの方が最大と認知される。また、恐竜(その中でも脚類)ではアルゼチノサウルス(最大推定45m)など現在までシロナガスクジラ以上の大きさと報告される種類も多い。ただし、これらはほんの一部分の化石の大きさから推定して出された数値であるため実際の大きさは不明とされる。そのため、確実に最大の大きさが判明している生物ではシロナガスクジラが最大となる。

しかし体重は浮力に支えられるおかげもあってか約150tもあり、実にアフリカゾウの15倍。これは生物史上最も重いとも言われる。

生態

他の多くのヒゲクジラと同じく食性はオキアミ。上ひげでこしとって食べ、分はその時に飲み込んだからだけを吸収し、余分なは噴気孔から噴き出して処理する。あんなに小さな生き物でよくあの巨体を維持出来るなと思うだろうが、どこのでも数に生息するオキアミという種類をエサに選んだからこそ、あそこまで巨大になれたのかもしれない。まれにイワシアジなどの小さめのを食べることもある。これら小生物を一日に約4tも食べる。

巨大な体格に違わずも非常に大きい。この150km以上離れた仲間ともコミュニケーションが取れると言われ、判明している中では最も大きなを出せる生物とされている。

基本的に単独で回遊を行い、には餌が豊富な高緯度地域に、繁殖時期でもあるには天敵の少ない熱帯や亜熱帯の低緯度地域に移動する。
妊娠期間は人間より長い11ヶ出産して子育てを開始するときには既に身籠ってから一年後の繁殖時期になる。
子育てと交尾を同時に行うことはないため、生まれる子供の数はメス一頭当たり最短で2年に一頭。出産を終えるとそのまま低緯度地域に数か留まり子育てを行うが、その地域には餌がほとんどい。そのためクジラへの負担が大きいのだが、それも子の安全のため、の成せるワザである。

広いのただ中という生息地と習性の関係上、現代人が普通に暮らしているウチではおそらく見掛ける事はいだろう。

余談

シロナガスクジラとは全く関係ないが、「シロナガスクジラ現象」という、このニコニコ大百科内でのみ使われる用語がある。
ニコニコ大百科には記事内や掲示板内の文章に単語記事がある単語が含まれる場合、自動リンクが生成される機がある。しかし、シロナガスクジラ→シロナ/ガス/クジラのように、単語記事が存在しなくても構成する短い単語に個々に自動リンクが生成され、あたかも単語記事があるように見えてしまうことがある。

この「記事があるのかと思ったので実際にクリックしようとしたら的の記事へのリンクがなかった」という現象が、ある大百科ユーザの発案により「シロナガスクジラ現象」と名付けられた。
なお、当記事が作成されたことにより「シロナガスクジラ」ではシロナガスクジラ現象は起こらなくなってしまった。

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