タケル君がんばれ、がんばれ!タケル君、がんばれー!!(チョコ食いながら)とは、完全な他人事発言の一種である。
黄金バットの第1話における、ドコノ・ダレオのセリフ。黄金バット第1話冒頭の展開を追わないと、なぜここまでネタにされるのかわからないので、経緯を軽く追うと、以下のような感じである。
ヤマトネ博士が南極での研究活動に連れてきた助手のドコノ・ダレオだったが、食事を求めて厨房を漁っていると、こっそりついてきた博士の息子・タケルの密航に気づく。ところがあっけなくチョコで懐柔され、嬉しさのあまりウォーターサーバーの水をこぼすのにすら気づかない始末。一方、博士は救援信号を受けて救助しようとしている遭難者の行方に集中しており、海面にボートで浮かんでいた唯一の生存者・マリー・ミレを発見する。
しかし、ここでダレオがスーパーカーに適当な操作を行ったがために信号弾をぶち上げ、マリーのいたミレ博士の調査船を襲撃した、悪のナゾー一味に存在を察知される。
結局、自分から姿を現したタケルが、ダレオよりは役に立つとマリーを助ける救命艇を動かし始めた矢先、ナゾー一味の兵器・ファイブフィンガーの襲撃に合う。慌てたヤマトネ博士が指示し、マリーを間一髪タケルに救助させた、まさにそのタイミングでダレオが博士たちと一緒に救命艇の様子を見ながら言ったのが冒頭のセリフである(チョコ食いながら)。
ここまで見てきたように、第1話に限って言えばダレオは全く役に立っておらず、このシーンの後も力以外はあまり優れていなさそうなセリフ回しや口調が多かった。さらに、黄金バット第1話のネタのオンパレードがゆえにテンプレコメントが一瞬で出来上がり、オープニングの「地球の平和をたのんだぞ」の後に(~しながら)がマウンテンほど打たれ、このセリフもテンプレコメントしての地位を確立したというわけである。
これが、主に旧作配信で見かけるコメント、(~しながら)の誕生経緯である。
ただ、一つだけ書いておくと、ダレオは第2話以降は活躍するときが結構ある(オリンピックの代表にもなってるくらいだし)。しかし、やはりすべての始まりの第1話の出番がこんなんばっかだったことと、たてかべ和也の演技が序盤だけちょっと愚鈍そうなものだったことも相まって、第1話の一連のダレオのセリフがテンプレになってしまった、というわけである。
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最終更新:2025/12/12(金) 09:00
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