タミヨウは、トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering』の登場人物である。
「アヴァシンの帰還」で初登場したプレインズウォーカー。出身地は戦国時代の日本のような次元「神河」である。
この神河、いろんな意味で独特すぎる世界設定、前ブロックのミラディンから大幅低下した平均カードパワー[1]、 初心者も経験者も泣かせるクセの強い新能力、やってはいけないデメリット能力推し、タイミングを完全に誤ったMTG翻訳小説の販売(しかも、神河ブロックの小説は3冊あるのに1冊しか翻訳されてない)と、非常に業の深い「神河ブロック」の舞台であった。
ムーンフォーク、あるいは空民と呼ばれる神河次元の住人は、秘密主義でありながら探究心豊かな人種である。 自らの次元の形而上的な力に関する彼らの知識は群を抜いている。 実地研究を専門とする学者のタミヨウにとって、プレインズウォーカーとなって多元宇宙へとつながる道筋を発見したことは、どんな夢よりも素敵な出来事となった。 彼女の眼にはどの次元も、巻物にしたためて偉大なる朧宮の塔に納めるべき、未開拓の知の宝庫に見えた。
タミヨウにとってすべての次元は他とは異なる謎を有している。そしてイニストラードの場合、その謎とは銀色の月であった。 そしてタミヨウは銀色の月の謎を探るためにイニストラードへと渡った。 タミヨウはイニストラードの月周期を何回にもわたって観察してきた。プレインズウォーカーとしての技能を使い、その周期が世界に向けて発する力の本質を探ろうと試みてきたのだ。 彼女は月が獣人の呪いに及ぼす効果を熱心に観察し、吸血鬼の狂乱の波に月がどう影響するかについての長大な記録を残した。 そしてその好奇心はやがて、高名なネファリアの天文術士ジェンリクのもとへと彼女を導いた。 タミヨウは彼の月長石の塔に籠り、何ヶ月ものあいだ星図を食い入るように見たり、この次元の生物や住人に対して月が及ぼす奇妙な力について、彼の知識に彼女自身の見解を加えたりした。
アヴァシンが戻った今、タミヨウはこの天使がイニストラードの土地やクリーチャーや月に与える効果についての理論を夢中になって組み立てている。 獄庫の本質、ウルフィーの誕生、グリフの出現、最近になって強化された結界の出自……これらはすべて、回答よりも疑問ばかりが並ぶ彼女の巻物に、更なる不思議として書き加えられている。
(WotC公式サイトより抜粋)
タミヨウとしてデザインされているカードは、2013年現在で1枚存在する。
パーマネント・タイプはプレインズウォーカーである。
Tamiyo, the Moon Sage / 月の賢者タミヨウ (3)(青)(青)
プレインズウォーカー — タミヨウ(Tamiyo)
[+1]:パーマネント1つを対象とし、それをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするタップ状態のクリーチャー1体につきカードを1枚引く。
[-8]:あなたは「あなたの手札の上限はなくなる」と「いずれかのカードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」を持つ紋章を得る。
4
プラス能力はアンタップ制限。タップする能力もセットでついているので狙い撃ちにされたら最後、そのパーマネントは2度と立ち上がることはない。
状況が安定している時は土地をタップして相手の動きを妨害し、自分が押されているときはクリーチャーをタップして戦力を削ぐ、という使い方が一般的である。プラス能力なので対戦相手の動きを止めている間に自分自身が固くなるという点も強力である。
小マイナス能力はドロー能力。参照先は自分でも対戦相手でもどちらでもいいが、このカードを投入するデッキの構造を考えると対戦相手を指定することが多いだろう。
使いまわしの効くドロー能力ではあるが、対戦相手のクリーチャーが1,2体程度の場合はドローせずプラス能力で妨害をした方が有利な場合が多かったため、対戦相手の大量展開を抑え切れなかった時に1回だけ大量ドローする形で使われていた。
大マイナス能力は実質的に手札無限使用モードになる紋章獲得。「いずれかの領域」にはスタックも含まれるので、手札から唱えたインスタントやソーサリーも全部手札に帰ってくる。また、破壊されたクリーチャーも手札に戻ってくる。
タミヨウはプラス能力が強力であるため、大マイナスが使用可能になるまで忠誠度を貯めやすい。紋章獲得を視野に入れてゲームを行うため、この意味でも小マイナス能力は最後っぺになりがちだった。
《思考掃き》(プレイヤー1人を対象としてライブラリーを2枚墓地に送る。その後、自分はカードを1枚引く)をプレイすると実質《Ancestral Recall》になる。《思考掃き》は普通に使ってもそれなりの性能であるため、紋章を期待してデッキによく入っていた。
ラヴニカへの回帰で収録された《思考を築く者、ジェイス》との相性は非常によい。ジェイスのプラス能力は多数の小型クリーチャーの足止めに有効で、タミヨウのプラス能力は少数の大型クリーチャーの足止めに有効であるため2人が並ぶと破壊することが非常に難しくなる。4ターン目ジェイス、5ターン目タミヨウで白目を剥かされたプレイヤーは多い。
掲示板
33 ななしのよっしん
2023/04/15(土) 12:57:31 ID: RfZSjGIvAS
今も神河でファイレクシアの福音を広めるために潜伏工作員やってるのかねえ
もう新ファイレクシア滅んじゃったのに
34 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 15:06:27 ID: H1EV6idfnL
>>32
一応『イニストラードを覆う影』の頃は人狼の遺体を解剖して強靭さを生み出す構造に感銘を受ける様子があったり、完成される以前から医学や解剖学の心得はあったみたい。
>>33
カードを見るに放浪皇に討たれたようで……?
養子のナシくんが在りし日のタミヨウさんの志を受け継ぐみたい。
35 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 23:43:46 ID: MjPkmlyVW4
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最終更新:2025/12/06(土) 02:00
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